セリエCを運営するレガ・プロは公式サイト上で 2019/20 セリエC第3節延期分の試合中に発生した出来事に対する裁定を発表いたしました。レッドカードを提示されたペッキア監督が3試合のベンチ入り禁止処分を受けています。
ペッキア監督はアレッツォ戦の前半20分過ぎに審判員に対して攻撃的かつ侮辱的な発言をしたとの理由でレッドカードを提示され、退席処分となっていました。
ラニーニ選手のゴールがオフサイドの判定で取り消されるなど判定に対して不満が募っていたことが原因だと考えられます。ただ、暴言の代償として3試合のベンチ入り禁止処分を受けることになり、これが痛手になる可能性があります。
対象となる3試合はポンテデーラ、アルビーノレッフェ、モンツァ戦です。首位に付けるモンツァ戦もベンチ外となるため、それ以外の試合でどれだけ勝点を稼げるかがポイントになるはずです。
余談ですが、ペッキア監督以外で面子を潰す結果になったのはアレッツォのティフォージでしょう。以下の “煽りバナー” をゴール裏に掲示していたからです。
La tradizione si lega alla storia...
(伝統は歴史と結び付く)
La storia si lega alla squadra...(歴史はチームと結び付く)
La squadra si lega alla citta e ai tifosi...(チームは都市やティフォージと結び付く)
La Juventus B a che cosa e l€gata?(ユベントスBは何と結び付いているのか?)
ポイントは「結び付く」を意味する "legata" が "l€gata" と表記され、「金に物を言わせて作られたチーム」と揶揄している部分です。(ユーヴェBはリーグに供託金を支払うことで参入を果たした)
ただ、試合はユベントス・Bチームが 1-2 で逆転勝ちしました。そのため、La Juventus B a che cosa e legata? に対し、La Juventus B si lega alla vittoria. (ユベントスBは勝利と結び付いている)と返せるため、アレッツォのティフォージが煽りネタを提供する形になったと言えるでしょう。
ユベントス・Bチームは他のチームにはない理由で対戦相手のサポーターなどから反発を受ける可能性があります。そのような逆風下でも結果を残し続けることができるのかに注目です。