2018/19 シーズンの昇格・降格プレーオフが終了し、2019/20 シーズンのセリエCを戦う主要クラブの顔ぶれが揃いました。ユベントス・Bチームが入るグループAの難易度が昨季よりも下がることは朗報と言えるでしょう。

■ セリエBから3チームも降格してきた 2018/19 シーズン
ユベントス・Bチームが属するグループAはタフなグループでした。2018/19 シーズンは稀に見るタフさでした。
2017/18 シーズンにセリエC・グループAから昇格したのが「リボルノの1チームだけ」だった一方、セリエBからは「3チーム(= V・エンテッラ、ノバーラ、プロ・ベルチェッリ)が降格」していたからです。
セリエCは地区別にグループ分けを行うのですから、グループAの難易度は高かったと言えるでしょう。
■ セリエC・グループAの難易度は昨季よりも下がる見込み
Bチームにとって朗報なのは「2019/20 シーズンのセリエC・グループAの難易度が昨シーズンよりも下がる見込み」であることです。
5チームが昇格できる 2018/19 シーズンにグループAからは「V・エンテッラとピサの2チームが昇格」しました。一方、セリエBから降格したのはベネチア、フォッジャ、パドバ、カルピの4チームですが、グループAに組み込まれる可能性があるのはカルピだけです。
カルピのあるモデナ県のチームは直近ではグループBに組み込まれているため、グループAに入るかは五分五分と言えるでしょう。そのため、グループAの難易度は昨シーズンよりもマシになるはずです。
■ 2019/20 セリエC・グループAの主要チーム
なお、現時点でセリエCのグループAで優勝争いなど上位に入ると目される主要チームは以下のとおりです。
寸評 | |
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ピアチェンツァ (2位:勝点75) |
優勝本命。昇格プレーオフ決勝で涙を飲むことになった雪辱を晴らしたい |
アレッツォ (4位:勝点64) |
ダル・カント監督の下で4位と躍進。監督の去就問題が起きているが、自力があることに疑いはない |
ベルチェッリ (5位:勝点64) |
1年でのセリエB復帰を目指したが、シーズン後半戦に息切れ。優勝争いをできる戦力は有する |
シエナ (6位:勝点63) |
攻撃陣はリーグ屈指だったが、守備陣が弱みとなる昇格争いから脱落。バランスを見出せるかが鍵 |
ユベントス・Bチームの目標は「上位勢に割って入ること」になります。「1年目に残した成績を上回ること」が具体的な目標であり、プレーの内容や精度を高めることが課題点と言えるでしょう。
発足2年目を迎えるBチームが新監督の下で成長した姿を示すことができるのかに注目です。