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【採点】 2018/19 UEFA CL 準々決勝 アヤックス対ユベントス

 アムステルダムで行われた 2018/19 UEFA チャンピオンズリーグ準々決勝アヤックス戦はロナウド選手のゴールでユベントスが先制するも、ネレス選手のゴールで追いつかれて 1-1 の引き分けに終わりました。

画像:復帰戦で先制のアウェイゴールを決めたロナウド

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2018/19 UEFA CL 準々決勝 アヤックス対ユベントス
表1:先発メンバー(18/19 UEFA CL QF-1 アヤックス戦)
  AFC Ajax
[4-2-3-1]
Juventus
[4-3-3]
GK 24: オナナ 1: シュチェスニー
DF 3: フェルトマン
4: デ・リフト 画像:キャプテン
17: ブリント
31: タグリアフィコ
20: カンセロ
24: ルガーニ
19: ボヌッチ
12: アレックス・サンドロ
MF 20: シェーネ
21: デ・ヨング
22: ツィエク
6: ファン・デ・ベーク
7: ネレス
30: ベンタンクール
5: ピアニッチ
14: マテュイディ
FW 10: タディッチ 33: ベルナルデスキ
17: マンジュキッチ 画像:キャプテン
7: ロナウド

 アヤックスのテン・ハフ監督は 4-2-3-1 を選択。タディッチ選手を1トップに起用し、ツィエク選手とネレス選手が両サイドで幅を取る陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。ルガーニ選手がキエッリーニ選手の代役を務め、前線はベルナルデスキ、マンジュキッチ、ロナウドの3選手が3トップを組む布陣で試合に臨みます。

 

 試合は2分にベンタンクールからのパスを受けたベルナルデスキがドリブルで持ち上がって放ったシュートを枠をかすめる形で幕が上がる。

 対するアヤックスはエリア手前での細かいパス交換から立て続けにチャンスを手にする。6分、12分、18分にツィエクが狙うも、枠を捉えた2本のシュートはいずれもシュチェスニーがセーブ。

 その後もファン・デ・ベークに惜しいシュートを打たれて肝を冷やしていたユベントスは37分にマテュイディからのクロスをロナウドが頭で落とし、ベルナルデスキが反転シュートを放つも、ボールは枠の左へと飛ぶ。

 このまま前半が終了すると思われた45分に試合は動く。ユベントスはスローインでベンタンクールがボールを受けると、ロナウドを経由してカンセロに展開。エリア内にフルスプリントで侵入したロナウドにカンセロからのクロスが届き、ロナウドのダイビングヘッドでユベントスが先制する。

 ユベントスは1点のリードで後半を迎えるが、アヤックスは46分にブリントのフィードをカンセロがトラップしたところをネレスがボール奪取に成功。そのままカウンターでエリア内に侵入して右足シュートを決め、試合を振り出しに戻す。

 これで勢いを取り戻したアヤックスが攻め立てるも、ゴール前で籠城するユベントスの守備網をこじ開けれず、時間だけが経過する。それでも、82分に左サイドを細かいパス交換で繋いで最後はエケレカンプのシュートが枠を捉えたが、シュチェスニーがストップ。

 一方のユベントスは85分に左サイドをドルブルで単騎突破したD・コスタがエリア内まで侵入してシュートを放つが、シュートはファーポストを直撃。結局、両チームともに勝ち越すことはできず。アムステルダムでのファーストレグは 1-1 の引き分けで終わった。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 7.0
 ネレスのシュートは止めようがなかったが、それ以外の枠内シュートはストップし、存在感を発揮する。良いパフォーマンスを見せていた。

DF: カンセロ 5.0
 前半からパス精度が悪く、期待を大きく裏切る内容だった。ロナウドへのアシストで結果を残す一方、ネレスにトラップが大きくなったところを突かれて失点の原因を作るなど悪い内容が目立ってしまった。

DF: ルガーニ 7.0
 不安要素として見られていたが、アヤックス攻撃陣のパスを幾度となくインターセプトに成功。守備力でチームに貢献した。この試合を自信にして欲しいところだ。

DF: ボヌッチ 6.0
 ルガーニとのコンビでアヤックスの攻撃を跳ね返すために奮闘する。前線からのプレスを回避するためのフィード力も期待されたが、こちらでは実力を見せつけれなかった。

DF: アレックス・サンドロ 6.0
 ツィエクを捕まえ続けることに苦労はしたが、最後の最後で身体を張った守備で決定的な仕事は許さず。ハードなタックスを受けながらもボールを運び、戦い続けた。

MF: ベンタンクール 6.5
 中盤の様々なところに顔を出し、ボールを引き出した上でドリブルで自ら持ち運び局面を打開した。デュエルで競り敗ける場面もなく、良い状態にあることを伺わせた。

MF: ピアニッチ 5.5
 ボールを動かして中盤で時間を作る仕事が期待されたが、トップ下を置くアヤックスのプレスに苦戦。持ち味を存分に発揮することができず、不完全燃焼に終わってしまった。

MF: マテュイディ 6.0
 左サイドに流れてボールを持ち上がり、チーム全体を押し上げる役目を果たす。中盤でのフィルター役としても機能しており、期待された水準に達していた。

FW: ベルナルデスキ 6.5
 持ち味である走力を活かし、前線で攻撃にアクセントを付けるべく様々な場面に顔を出す。ただ、手にした決定機でフルパワーのシュートが枠を捉えておらず、ここは改善点と言えるだろう。

FW: マンジュキッチ 5.5
 ポストプレーやエリア内で脅威となることが期待されたが、周囲と孤立してしまい持ち味を全く発揮できず。チームへの貢献度は限りなく低い内容だった。

FW: クリスティアーノ・ロナウド 7.0
 前半終了間際に訪れた決定機を活かして先制ゴールを決め、復帰戦に自ら花を添える。ただ、マンジュキッチが下がった後半は中央でのマンマークに苦しみ、攻撃面で存在感を発揮することはできなかった。

 

【交代選手など】

FW: ドウグラス・コスタ 6.5
 60分にマンジュキッチとの交代で出場。サイドを主戦場に時間の経過とともに存在感を発揮する。ドリブルがアヤックス守備陣の脅威となっており、自らの能力を大きくアピールする試合内容だった。

FW: ディバラ 5.5
 マテュイディに代わり75分から出場機会を得る。ロナウドとの2トップを組むポジションに入ったが、攻撃面で存在感を発揮することはできず。

MF: ケディラ ー
 93分にベルナルデスキに代わって出場する。試合を終わらせるための仕事をやり遂げた。

 

アッレグリ監督 6.0
 失態をさらす結果となったアトレティコ戦と比較すると、試合内容は改善されていた。ただ、セカンドレグに向けた修正点が存在することは明らかであり、これらを上手く改善できるかが準決勝進出に向けたポイントとなるだろう。

デル・セッロ・グランデ主審 5.5
 試合の途中からラフプレーを容認するなど判定基準があやふやだった。53分にベンタンクールがエリア内で手を使ったタグリアフィコに倒されたが、ノーファールと判定した VAR にも疑問が残る。審判団として微妙な出来だったと言わざるを得ない。