2018/19 UEFA ユースリーグ・プレーオフラウンドが行われ、ディナモ・キエフと対戦したユベントス・プリマベーラは 3-0 で敗れ、大会から姿を消すこととなりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ロリア (C) |
DF | 2: ローザ(→ 23' st. 20: レオネ) 15: カペッリーニ(→ 39' st. 13: ゴッツィ・イウェル) 6: マコウン 3: アンツォリン(→ 39' st. 4: フランコフォンテ) |
MF | 17: ポルタノーバ 8: モッローネ(→ 14' st. 11: マルコビッチ) 14: ニコルッシ |
FW | 10: パブロ・モレーノ 9: ペトレッリ 7: ファジョーリ(→ 1' st. 16: ピネッリ) |
バルディーニ監督は 4-3-3 を選択。バンデイラ選手を起用できないため、右 SB にはローザ選手を起用。U-20 南米選手権から戻って来たマコウン選手を先発に抜擢し、攻撃陣は現状のベストメンバーを送り出して試合を迎えます。
試合は6分にディナモ・キエフが左サイドを突破してクロスを入れると、イサイネンコ選手が中央で合わせる。このシュートは GK ロリア選手がストップしたが、こぼれ球をワシュチュシュン選手が押し込み、ディナモが先制する。
対するユベントスはニコルッシ選手の FK やパブロ・モレーノ選手のシュートで反撃に転じるが、シュートは枠を捉えず。一方のディナモ・キエフも追加点を奪えず、前半は 1-0 で終了する。
後半に入ると、得点が欲しい両チームが積極的に攻めるが、どちらも決め切れずに時間が経過する。
膠着状態を破ることに成功したのはホームのディナモ・キエフ。69分に自陣内でボール奪取に成功すると、パスを受けたブレツァ選手がドリブルでペナルティエリア内まで持ち上がって自らシュートを決め、リードを2点に広げる。
反撃に転じたいユベントスだったが、ディナモ・キエフ守備陣の前に攻撃陣が沈黙。ディナモ・キエフは74分にシュリアンスキ選手のシュートが枠を捉えるなど実力を見せつけ、残り時間がわずかとなる。
85分には左 CK からポポフ選手がヘディングで合わせて、ディナモは決定的な3点目を奪う。結局、試合はこのまま 3-0 で終了。ユベントスはプレーオフラウンドでの敗退が決定した。
なお、バルディーニ監督は試合後に次のようにコメントしています。
フランチェスコ・バルディーニ監督:
「試合に向けた私達のアプローチは間違いでした。なぜなら、私達は重要な試合をプレーしていたからです。特にメンタル面で、その準備ができていませんでした。
私達はまだ多くの試合が残されていることを速やかに理解しなければなりません。重要な試合が待っているカンピオナートに目標を設定、集中しなければならないのです」
クラブ史上初の快挙を達成することはできませんでしたが、トップチームで活躍する選手を供給することが目標のプリマベーラにとっては良い教訓になったことでしょう。
ただ、今季はユースリーグを勝ち残っていた関係で毎年参加しているヴィアレッジョ杯への出場は見合わせています。そのため、カンピオナートを大事に戦う必要があります。
プリマベーラの次節は2月24日に予定されている第20節キエーボ戦です。ユースリーグでの反省を活かしたプレー内容を見せることができるのかに注目です。