2018/19 カンピオナート・プリマベーラ第13節が行われ、ジェノアと対戦したユベントスはファジョーリ選手のゴールで先制するも、後半に2失点を喫して逆転敗けとなってしまいました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: ロリア (C) |
DF | 2: バンデイラ 6: カペッリーニ 4: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン |
MF | 11: ポルタノーバ 5: モッローネ(→ 18' st. : フランコフォンテ) 8: ニコルッシ |
FW | 10: パブロ・モレーノ 9: マルコビッチ(→ 28' st. : モンジアーロ) 7: ファジョーリ |
バルディーニ監督は 4-3-3 を選択。ミッドウィークに行われたカップ戦での対戦から5選手を入れ替え、Bチームに招集されたペトレッリ選手に代わってマルコビッチ選手を先発に起用する布陣で試合を迎えます。
試合は2分に相手 DF のヘディングでのクリアミスを見逃さなかったファジョーリ選手がボールを回収し、左サイドからのカットインを使って最後は右足からのシュートでファーサイドのネットに突き刺し、ユベントスが開始直後にリードを手にする。
積極的な姿勢を保ち続けたユベントスは33分にポルタノーバ選手に追加点のチャンスが訪れたものの決め切れず。対するジェノアも45分に立て続けのクロスから同点の機会が訪れかけたが、こちらは GK ロリア選手のパンチングで防がれて得点とはならず。
前半は 0-1 とユベントスが1点のリードで折り返すこととなる。
後半は両チームともに守備の意識が強さを増し、互いに決定的なシュートを放つまでには至らない。ユベントスは48分にパブロ・モレーノ選手が、68分にニコルッシ選手がシュートを放ったが得点の雰囲気を感じさせることはできず。
すると、71分にジェノアは左 CK からファーサイドで待ち構えていたダ・クーニャ選手が高い打点で合わせ、同点に追いつくことに成功する。
勢いに乗ったジェノアは76分にビアンキ選手のシュートが枠を捉えるも、これはロリア選手がキャッチ。対するユベントスはフランコフォンテ選手が86分に反撃のシュートを放つが、勝ち越しゴールとはならない。
このまま引き分けかと思われた88分に試合は再び動く。ジェノアが素早いパス交換で左サイドを突破してピッカルド選手がクロスを入れると、中央でフリーになっていたベントーラ選手が合わせて土壇場で逆転に成功する。
引き分けに持ち込みたいユベントスだったが、ジェノアの前に同点ゴールを決めることはできず。試合はこのまま 2-1 で終了。後半に2失点を喫したユベントスは手痛い逆転敗けを喫することになってしまった。
年内最終戦を終えたプリマベーラの順位表は次のとおりです。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アタランタ | 13 | 10 | 2 | 1 | 32 | +24 |
2 | トリノ | 13 | 9 | 2 | 2 | 29 | +21 |
3 | フィオレンティーナ | 13 | 8 | 1 | 4 | 25 | +5 |
4 | ユベントス | 13 | 7 | 3 | 3 | 24 | +7 |
5 | ローマ | 13 | 7 | 2 | 4 | 23 | +16 |
ユベントスは7勝3分3敗(勝点24)の4位で前半戦を終えることとなりました。昨シーズンは「チームの骨格作り」に苦労したことを考えると、『チームの型』ができている点はプラスに考えることができると言えるでしょう。
シーズン後半戦の課題は「取りこぼしを少なくすること」になるはずです。
UEFA ユースリーグ・プレーオフのディナモ・キエフ戦という大一番がありますし、取りこぼしによる敗退は悔いが残るからです。また、カップ戦やカンピオナートのファイナルを考えても、精度を高めることが目標となるでしょう。
プリマベーラの次節は年明けの2019年1月12日に開催予定のカンピオナート第14節ローマ戦です。バルディーニ監督にとっては古巣対決であり、どちらのチームが良い形でシーズンを再開することができるのかにも注目です。