2018/19 シーズンの前半戦が終了し、冬季休暇に入りましたので、ユベントスの選手・監督への評価を行いたいと思います。評価は A〜D の4段階、A が最高評価です。
第2回目の評価対象は GK です。
ヴォイチェフ・シュチェスニー(28):A
まず、正 GK としての立場が確約されてシーズンを迎えたシュチェスニー選手の成績は以下のとおりです。
大会名 | 試 | 失点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2018/19 (出場時間率:84.0%) |
セリエA | 15 (15) | 10 | 1350' |
UEFA CL | 6 (6) | 4 | 540' | |
合計 | 21 (21) | 14 | 1890' | |
全試合 | 25 | ー | 2250' |
2018/19 シーズン前半戦は 84% の出場時間率を記録。出場した21試合中、11試合でクリーンシートを達成するなど結果を残しました。
プレー内容にも安定感が伴っており、ブッフォン選手が退団した影響を感じさせないパフォーマンスを披露しています。シーズン序盤戦にあった「ペリン選手を起用すべき」との声をピッチ上の内容で消し去ったと言えるでしょう。
シーズン前半戦に見せていたパフォーマンスを後半戦も継続することが期待されます。
カルロ・ピンソーリョ(28):B
第3GK を務めるピンソーリョ選手は 2018/19 シーズン前半戦では公式戦の出場はありませんでした。
しかし、全25試合のすべてで負傷離脱することなくチームに帯同しています。「万が一の場合に備えていること」がピンソーリョ選手に期待されている仕事ですし、この部分で仕事を果たしている点は評価されるべきでしょう。
マッティア・ペリン(26):B+
今夏ジェノアから新加入したペリン選手の出場時間は下表のとおりです。
大会名 | 試 | 失点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2018/19 (出場時間率:16.0%) |
セリエA | 4 (4) | 1 | 360' |
合計 | 4 (4) | 1 | 360' | |
全試合 | 25 | ー | 2250' |
評価としては「第2GK としては十分」、「正 GK 争いをするにはやや実力不足」となるでしょう。シュートストップに関してはシュチェスニー選手と遜色はない状態ですが、クロスへの対応や足元の技術という点で劣っていることは否定できないからです。
シーズン後半戦はコッパ・イタリアの対戦が始まるため、出場機会は得られるはずです。そのため、シュートストップ以外のプレーでどれだけ安定感を示せるかが鍵になるでしょう。
ポジション争いが生じるべきと言えるだけのパフォーマンスを見せることができるのかに注目です。