2018/19 シーズンが終了ましたので、ユベントスの選手・監督等への評価を行いたいと思います。評価は A〜D の4段階、A が最高評価です。

第2回目の評価対象は GK 陣です。
ヴォイチェフ・シュチェスニー(29): A
正 GK として 2018/19 シーズンをプレーしたシュチェスニー選手の出場成績は下表のとおりです。
2018/19 | 大会名 | 試 | 失点 | 時間 |
---|---|---|---|---|
後半戦 (出場時間率:76.9%) |
セリエA | 13 (13) | 10 | 1170' |
UEFA CL | 4 (4) | 5 | 360' | |
イタリア杯 | 2 (2) | 3 | 180' | |
SuperCoppa | 1 (1) | 0 | 90' | |
合計 | 20 (20) | 18 | 1800' | |
後半戦の全試合 | 26 | ー | 2340' | |
全体 (出場時間率:80.4%) |
セリエA | 28 (28) | 20 | 2520' |
UEFA CL | 10 (10) | 9 | 900' | |
イタリア杯 | 2 (2) | 3 | 180' | |
SuperCoppa | 1 (1) | 0 | 90' | |
合計 | 41 (41) | 32 | 3690' | |
全試合 | 51 | ー | 4590' |
シーズン全体での出場時間率は 80% 超。クリーンシートは公式戦全体で18試合と上々の結果を残しました。安定したパフォーマンスを継続しており、新監督を迎える来季も正 GK としてチームに貢献することが期待されます。
チームの守備コンセプトがアッレグリ監督時代から変更となる可能性が高いだけに、速やかに適応できるかが注目点になるでしょう。
カルロ・ピンソーリョ(29): B
第3GK としてチームを支えたピンソーリョ選手の出場記録は次のとおりです。
2018/19 | 大会名 | 試 | 失点 | 時間 |
---|---|---|---|---|
全体 (出場時間率:1.96%) |
セリエA | 1 (1) | 2 | 90' |
合計 | 1 (1) | 2 | 90' | |
全試合 | 51 | ー | 4590' |
出場はわずかに1試合。失点もミスがらみであるなど、GK としてのパフォーマンスは良いものではありませんでした。
しかし、第3GK として最大の役割である「緊急時に備える」という部分はシーズンを通して結果を出してくれました。この点は高く評価されるべき点と言えるでしょう。
来季は「全試合でベンチ入りしていること」および「出場機会を得た場合はクリーンシートの達成」が目標になります。それができるだけの能力はありますから、目標達成となるのかに注目です。
マッティア・ペリン(26): B
第2GK のペリン選手が記録した成績は以下のとおりです。
2018/19 | 大会名 | 試 | 失点 | 時間 |
---|---|---|---|---|
後半戦 (出場時間率:19.2%) |
セリエA | 5 (5) | 7 | 450' |
合計 | 5 (5) | 7 | 450' | |
後半戦の全試合 | 26 | ー | 2340' | |
全体 (出場時間率:17.6%) |
セリエA | 9 (9) | 8 | 810' |
合計 | 9 (9) | 8 | 810' | |
全試合 | 51 | ー | 4590' |
出場はセリエAでの9試合のみに留まり、「不完全燃焼なシーズンになった」と言えるでしょう。前半戦はアッレグリ監督がメンバーを固定したために出場時間が伸びなかったのですが、後半戦は右肩の怪我で離脱を余儀なくされてしまいました。
セリエAでスクデットを決めた後に出場時間を稼げる機会があっただけにタイミングが悪い結果となってしまいました。
そのため、来季の立ち位置も「第2GK からスタート」が濃厚です。ただ、新監督が GK に要求する優先項目次第ではプレシーズン中に序列が変わる可能性もあるため、まずは肩の怪我を完治させることが最優先となります。
「クロスボールへの対応」と「足元の技術」でシュチェスニー選手と遜色のないプレーを見せ続けることがレギュラー奪取のポイントですので、これらの点をどれだけアピールすることができるのかに注目です。