『トゥット・スポルト』によりますと、U-21 イタリア代表で結果を出しているケーン選手が1月の移籍市場でチームを離れる可能性が出ているとのことです。プレーが必要な18歳であることを考慮すると、移籍は起こり得ることでしょう。
昨シーズンはエラス・ベローナ(セリエA)に期限付き移籍をしていたケーン選手ですが、今季は予想に反してユベントスに残留しています。
選手本人は「ロナウドと一緒に練習できることは何事にも変えられない」と殊勝なコメントを残していますが、成長という観点では良いこととは言えないでしょう。そのため、冬の移籍市場でのチームを変える可能性が指摘されているのです。
ケーン選手の移籍先として名前が出ているのはボローニャ、サッスオーロ、サンプドリアのセリエA勢やゲンク(ベルギー)です。
イタリア代表は “点取り屋” として中央で存在感を発揮できる CF が人材不足の状況です。そのため、ケーン選手やクトローネ選手(ミラン)に大きな期待が寄せられており、「チャンピオンズリーグに出場するクラブで主力 CF として活躍すること」が目標と言えるでしょう。
ユベントスではその役割をロナウド選手(33)とマンジュキッチ選手(32)が担っており、世代交代に向けた動きを本格化させる必要があります。
ケーン選手は打って付けの逸材ですが、若手選手のデビューには積極的であるものの継続起用には消極的なアッレグリ監督がどう考えているか次第でしょう。
ユベントスのクラブ内育成選手の資格を満たすケーン選手とミーノ・ライオラ代理人が1月にどのような判断を下すのかに注目です。