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Bチーム:プロ・パトリアを 2-0 で下し、今季2勝目を手にする

 2018/19 セリエC第5節プロ・パトリア戦が行われ、ユベントス・Bチーム(= U-23)はI・トゥレ選手とマテウス・ペレイラ選手のゴールで 2-0 の勝利を手にしました。

画像:先制点を決めたI・トゥレ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2018/19 セリエC第5節 プロ・パトリア戦)
  選手名
GK 1: デル・ファベロ
DF 2: アンデルセン
13: アルチビアーデ (C)
24: コッコロ
MF 18: ディ・パルド(→ 25' st. 19: モレッリ)
6: I・トゥレ(→ 8' st. 5: ムラトーレ)
8: カスタノス
20: ベルアット
FW 17: ザニマッキア(→ 8' st. 7: エマニュエッロ)
9: ブニーノ(→ 25' st. 11: マヴィディディ)
10: マテウス・ペレイラ(→ 38' st. 14: オリビエリ)

 ジロネッリ監督は 3-4-3 を選択。中盤はイドリッサ・トゥレ選手とカスタノス選手がダブルボランチを組み、前線は3トップの形に戻して試合に臨みます。

 

 試合はプロ・パトリアが積極的にプレスをかける姿勢を見せ、対するユベントスはスペースにボールを出そうとする形で始まる。

 19分にプロ・パトリアがユベントス守備陣のクリアミスから先制の機会を手にしたが、シュートは決まらず。対するユベントスはサイドから決定機を作り出そうとするも、こちらはクロスが中で待つ選手とは合わず。前半は両チームともに守備を意識していたこともあり、0-0 で折り返す。

 すると、ユベントスはハーフタイムでの修正が効果を発揮する。

 48分、I・トゥレがボールをカスタノスに預け、前線にスプリント。その間にボールはブニーノの落としから、マテウス・ペレイラがエリア内にラストパス。これを走り込んだI・トゥレがチップキックで相手 GK を破り、ユベントスが先制に成功する。

 対するプロ・パトリアは52分にユベントス DF ラインを抜け出すも、デル・ファベロの飛び出しでチャンスは潰えたかと思われた瞬間にデル・ファベロがファンブル。思わぬチャンスが転がり込んだものの、デル・ファベロが素早くリカバリーしたことでシュートを打つまでには至らない。

 それでも、プロ・パトリアは64分に右サイドのクロスに飛び込んだサンターナが決定的なシュート。これはデル・ファベロが好反応でストップするも、こぼれ球をモルナーが押し込む。だが、モルナーの位置がオフサイドとして、ゴールは取り消されてしまう。

 一方のユベントスは80分に左サイドで得た FK からエリア外にいたマテウス・ペレイラ選手に横パス。距離のある位置から放たれたロングシュートが相手 GK の脇下を抜ける形となり、ユベントスが終盤にリードを2点差に広げる。

 その後、ユベントスはプロ・パトリアの反撃を抑えることに成功。試合は 2-0 で終了し、ユベントスはリーグ戦2勝目を手にした。

 

 なお、ジロネッリ監督の試合後コメントは以下のとおりです。

マウロ・ジロネッリ監督:
「前半は面倒でした。私達の型を提示しようとしたのですが、上手く行きませんでした。ですが、後半の入り方は極めてポジティブなものでした。

 2点目のゴール後はプレーを少し止めてしまっていました。勝点3を手に入れたということもありますが、私達は良い守備の形を見出したと思います。

 勝利は道徳的なものだけでなく、順位も上に押し上げてくれます。フェッラーラでの敗戦後、この数試合で良い成長を目にしました。特に気持ちの面においてです。

 今夜は選手たちのアグレッシブな姿勢を見ましたが、彼らができるプレーの 60% に過ぎません。私達はまだまだ伸びる余地があります」

 

 ジロネッリ監督が守備に手応えを感じている理由は「 3-5-2 に好感触を得ているから」でしょう。これまでは 3-4-3 を基本にしていましたが、このシステムでは DF や MF がやや手薄となったところを突かれ、ピンチを作る場面が多かったからです。

 具体的には「3トップから1選手を削って、中盤を3枚に変更」しました。変更点の肝は「単に中盤を厚くする」のではなく、「ボランチとウイングができるカスタノス選手を中盤起用していること」です。

 この変更により、攻撃時(=ポゼッション時)は 3-4-3 の形で幅を取ることが可能になりますし、守備時は 3-5-2 を基本にすることで中央に人数をかけることが可能になったからです。

 

 Bチームの次戦は10月14日(日)に予定されている 2018/19 セリエC第6節アルツァケーナ戦です。良い感触を得たプロ・パトリア戦の流れを継続することができるのかに注目です。