スタディオ・ジュゼッペ・モッカガッタで行われた 2018/19 セリエC第8節シエナ戦はユベントス・Bチーム(= U-23)は2点を先行するも追いつかれ、試合は 2-2 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスは選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 2: アンデルセン 34: デル・プレーテ (C)(→ 30' st. 19: モレッリ) 24: コッコロ |
MF | 17: ザニマッキア(→ 12' st. 18: ディ・パルド) 8: カスタノス 6: I・トゥレ(→ 12' st. 7: エマニュエッロ) 20: ベルアット |
FW | 10: マテウス・ペレイラ 11: マヴィディディ(→ 6' st. 9: ブニーノ) 14: オリビエリ(→ 6' st. 5: ムラトーレ) |
ジロネッリ監督は第7節アレッツォ戦と同じ 3-4-3 を選択。GK デル・ファベロ選手と MF カスタノス選手が先発に復帰した以外は前節と同じスタメンで試合に臨みます。
試合は5分、右サイドで得た FK をマテウス・ペレイラがニアに速いボールを入れると、飛び込んだオリビエリがフリックを試みる。このチャレンジは空振りだったが、相手 GK コンティーニは反応を遅らせざるを得ず、ボールはそのままゴールイン。ユベントスが先制する。
1点を先行したユベントスは9分、コッコロからのパスをエリア左で得たマヴィディディが反転ターンで DF ラインを抜け出し、左足のシュートを決めてリードを2点差に広げる。
対するシエナは高さを活かした攻めに活路を見出そうとするが、正確性を欠いたため、デル・ファベロが守るゴールを脅かすまでには至らない。しかし、38分に左 CK からチャンチが押し込み、シエナが1点を返すことに成功。デル・ファベロはキーパーチャージを訴えが、得点が認められた。
ユベントスは39分からオリビエリが攻撃を牽引する形で立て続けに3度のチャンスを手にするも、いずれも決め切れず。それでも、前半を 2-1 と1点のリードで折り返す。
すると、後半開始直後の46分にシエナが同点に追いつく。右サイドからのクロスはユベントス DF 陣に跳ね返されるも、これをアラムが左足でトラップしてエリア外から左足を振り抜くと、これがゴール左上に決まり、スコアは 2-2 となる。
勢いを得たシエナは56分に左サイドを崩し、アラムが枠内シュート。しかし、これはデル・ファベロが良い反応で防ぎ、逆転は許さない。その後、両チームともに勝ち越しゴールを狙ったが、相手 GK に横っとびのセーブを強いるような場面を作り出すことはできず。
結局、試合はこのまま 2-2 で終了。勝点1を分け合うこととなった。
試合後、ジロネッリ監督は以下のようにコメントしています。
マウロ・ジロネッリ監督:
「私達は良い試合へのアプローチを見せましたし、失点後は 3-1 にするチャンスもありました。同点にされた後は苦しみましたが、上手く振る舞いましたし、勝ち越すこともできたと思います。
勝点3を持ち帰れなかったことに少し後悔はしていますが、満足しています。私達はフィジカル面でも信念の面でも成長中です。また、選手個人としても成長していますし、それらの仕事を結集させているところです。
ハードな1週間でしたし、今は落ち着いて仕事ができています」
地力のあるとは言え、今季は “ドロー・コレクター” と化している優勝候補のシエナを相手に2点を先行したのですから、勝点3を獲得したかったところです。この点は反省点ですが、相手の勢いが増した中で耐え切り、勝点1を確保した点は評価されるべきことと言えるでしょう。
トップチーム並みの過密日程が組まれていたBチームですが、ここからは週1試合のペースが基本となります。試合に向けた一定の準備期間を取ることができますので、攻守の連携面での精度をより高めることが期待されることになるはずです。
Bチームの次節は10月28日に開催予定のセリエC第9節ルッケーゼ戦です。勝ち星を先行させる戦いを見せることができるのかに注目です。