フィンランドで開催されていた U-19 欧州選手権に参加していたモイゼ・ケーン選手ですが、5試合4得点と結果を残し、チームの準優勝に大きく貢献しました。
ケーン選手の出場成績は下表のとおりです。
| 試合結果 | 得点 | 時間 | |
|---|---|---|---|
| GL-1 | FIN 0-1 ITA | 0 | 20' |
| GL-2 | POR 2-3 ITA | 0 | 80' |
| GL-3 | ITA 1-1 NOR | 1 | 26' |
| SF | ITA 2-0 FRA | 1 | 85' |
| Final | ITA 3-4 POR （延長120分） |
2 | 74' |
ケーン選手は全5試合の内、先発したのは2試合でしたが、4得点とチーム内得点王に輝きました。中でもノルウェー戦や決勝のポルトガル戦などビハインドから同点に追いつくゴールを決めるなど、価値の高い得点を決めたことは評価されるべき点と言えるでしょう。
なお、勝負強さを見せつけたケーン選手のインタビューを『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が掲載していましたので、その概要も紹介いたします。
モイゼ・ケーン選手：
「イタリアのユニフォームとともに決勝に到達したことは本当に良いフィーリングでしたが、トロフィーを逃してしまって残念です。私達は良いチームであると気づきましたし、ミスも将来に向けた学習です。
私達は最初から期待していましたし、2得点を決めたことで本当に素晴らしい感情があります。それから、アッズーリのユニフォームは特別なのです。
将来のことについては考えていません。今は休養を取り、エネルギーを蓄えることを考えています。ビッグクラブに留まるのであれば、大きな手助けをできるでしょう。
ユーヴェで居場所を確保できるか？ユベントスに留まりたくないという選手がいるとは思えません。ですが、私はまだ将来については知らないのです。ロナウドの加入は素晴らしいことです。彼とトレーニングができ、ピッチ上で見ることができる。本当に美しく、興奮する出来事です。
イグアイン？彼には選択権がありますし、偉大な選手です。どうするべきか、どう決断すべきかを彼は知っていますよ」
ケーン選手は活躍が期待される中で結果を残しました。そのため、ユベントスのフロント陣は「ケーン選手の処遇」についても悩むことになるでしょう。
18歳のケーン選手には “一定のプレー機会” を与える必要がありますが、現状の選手層からは簡単なことではありません。また、『クラブ内育成選手』の資格を既に満たしていることからも、ケーン選手の保有権を完全に手放すことは避けなければならないからです。
2018/19 シーズンにケーン選手がどのクラブでプレーすることになるのかという点にも注目です。
