ユベントスは公式サイト上でイグアイン選手とカルダーラ選手がミランに移籍し、ボヌッチ選手がユベントスに復帰することが決定したと発表いたしました。

プレスリリース(PDF)の内容は以下のとおりです。
トリノ、2018年8月2日 ー ユベントス・フットボールクラブは以下の項目において、AC ミランと合意に達したことを報告いたします。
選手ゴンサロ・イグアインの登録権を1800万ユーロで 2018/19 シーズンの期間中、貸し出すこととなりました。本契約には AC ミランに 2018/19 シーズン後、2年分割3600万ユーロで同選手を買い取るためのオプションが付随しております。
選手レオナルド・ボヌッチの登録権を2年分割3500万ユーロで取得いたしました。ユベントスは選手と2023年までの5年契約を締結いたしました。
選手マッティア・カルダーラの登録権を2年分割3500万ユーロで譲渡いたしました。この取引により、2200万ユーロのプラスの経済効果がもたらされることになります。
イグアイン選手とカルダーラ選手は暖かく送り出されることになるでしょう。シーズン後半戦にアリアンツ・スタジアムで行われるユベントス対ミランでティフォージから拍手が送られる可能性が存分にあると考えられるからです。
その一方でボヌッチ選手とユベントスのフロント陣は悪者になりました。
「放蕩息子」とイタリア紙がバッシングをしているボヌッチ選手の出戻りを容認し、若返りが必須だった CB 陣をカルダーラ選手を放出したことで逆に高齢化を進めたのです。“不良債権” の処理が必要だったとは言え、損害があまりに大きすぎると言えるでしょう。
「6ヶ月ですべてが変わることはない」とアッレグリ監督は擁護のコメントを出していましたが、『マルキージオ選手への処遇』があるだけに信用するティフォージは少ないと思われます。
いずれにせよ、ボヌッチ選手とユベントスのフロント陣は “茨の道” を歩む決断を下しました。その勇気は称えるべきでしょう。
期待どおりの「損切り」ができたのか、それとも「損切りに失敗」することになってしまうのか。2018/19 シーズンの成績に注目です。