ボローニャは公式サイト上で「アタランタからフェデリコ・マッティエッロ選手を期限付き移籍で獲得した」と発表いたしました。マッティエッロ選手は『ユベントスのクラブ内育成選手』であり、去就に注目する必要があると言えるでしょう。
マッティエッロ選手は1995年7月生まれの23歳。ユベントス下部組織出身で19歳だった 2014/15 シーズンにレンタル先のキエーボで両足を骨折。大怪我が癒えた昨シーズンは SPAL に期限付き移籍をしていました。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2017/18 (SPAL) |
セリエA | 29 (24) | (1) | 2172' |
イタリア杯 | 2 (1) | 0 | 87' | |
合計 | 31 (25) | (1) | 2259' |
マッティエッロ選手の保有権は2018年1月の移籍市場でユベントスからアタランタに移動しましたが、シーズンを通して SPAL でプレーしました。左 WB としてシーズンを戦い切っており、大きな成長を遂げたと言えるでしょう。
今季はアタランタでのプレーが予想されたのですが、ボローニャへと放出されました。これはアタランタが左サイドを「ゴセンス選手と新加入のレカ選手に任せる」との決断をしたことが理由と考えられます。
マッティエッロ選手の移籍先となったボローニャは今季からフィリッポ・インザーギ監督を招聘しています。インザーギ監督は昨季ベネチア(セリエB)を 3-5-2 で戦っていたこともあり、ボローニャでも3バックを使うことでしょう。
また、マジーナ選手がウルブス(プレミアリーグ)に移籍したことで、左サイドに「空き」が生じている状態です。そのため、マッティエッロ選手には左 WB の主力として活躍することが期待されている状況です。
ボローニャはマッティエッロ選手に対し、「一定の条件で買取義務が発生する」と発表しており、これは「出場試合数に応じた買取義務」と見られています。
おそらく、SPAL で見せていた良いパフォーマンスを継続すれば、ボローニャに完全移籍となるでしょう。マッティエッロ選手がボローニャで実績を残し、ユベントスに買い戻しを決断させられるのかに注目です。