2017/18 セリエA第17節ボローニャ戦が行われ、ピアニッチ選手のゴールを皮切りに得点を積み重ねたユベントスが 0-3 で勝利し、リーグ戦で2位に浮上しました。
先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。
Bologna FC [4-3-3] |
Juventus [4-3-3] |
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GK | 83: ミランテ | 23: シュチェスニー |
DF | 15: ムバイ 3: ゴンサレス 18: ヘランデル 25: マジーナ |
2: デ・シリオ 4: ベナティア 15: バルザーリ 12: アレックス・サンドロ |
MF | 16: ポーリ 5: プルガル 77: ドンサー |
6: ケディラ 5: ピアニッチ 14: マテュイディ |
FW | 9: ベルディ 10: デストロ 30: オコンクウォ |
11: ドウグラス・コスタ 9: イグアイン 17: マンジュキッチ |
ボローニャのドナドーニ監督は 4-3-3 を選択。デストロ選手が CF を務め、ベルディ選手とオコンクウォ選手がワイドを担当する布陣で試合を迎えます。
対するユベントスのアッレグリ監督も 4-3-3 を選択。CB にはベナティア選手とバルザーリ選手が入り、最前線はD・コスタ、イグアイン、マンジュキッチの3選手で試合に臨みます。
試合はユベントスがボールを保持し、相手陣内に押し込むという展開で始まる。だが、ボローニャ守備陣がシュートまでには持ち込ませず、耐え続けて時間が経過する。
最初にシュート機会を得たのはボローニャ。25分に下がってポストプレーをしようとしたイグアインからボール奪取に成功するとカウンターを発動。ドンサーが持ち上がってシュートを打つも、シュチェスニーがキャッチする。
対するユベントスは27分にアレックス・サンドロが得た FK をピアニッチが決め、均衡を破ることに成功する。36分にはピアニッチからの浮き球をマンジュキッチが胸トラップから左足でネットに突き刺し、リードを2点に広げて前半を折り返す。
反撃に出たいボローニャだったが、3トップが仕事をさせてもらず、攻撃のリズムを掴むことができない。すると、ユベントスが決定的な3点目を手にする。
64分に左サイドからアレックス・サンドロが鋭いクロスを入れる。中央でヘランデルがクリアしたボールをエリア外からマテュイディが左足を振り抜き、セリエA初ゴールを記録する。
ユベントスはゴールが欲しいイグアインとディバラが軸となってボローニャに襲いかかるも、さらなる追加点を奪うことはできず。それでも、試合は 0-3 のままで終了。途中で負傷交代となったマンジュキッチの状態は気になるものの、順位を2位に浮上させることに成功した。
試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: シュチェスニー 6.5
安定したパフォーマンスを継続。クロスやシュートに対して冷静な反応を見せ、クリーンシートを達成したチームに貢献。
DF: デ・シリオ 6.5
ボローニャの攻撃を防ぎ続け、自由に攻撃の起点を作ることも許さなかった。高い集中力を保っており、序列は1番手になったと言えるだろう。
DF: ベナティア 6.5
デストロのポストプレーをことごとく寸断し、相手の攻撃リズムを狂わせ続けた。周囲からの信頼も勝ち取っており、良いコンディションを維持することが課題となる。
DF: バルザーリ 6.0
中央をベナティアとともに封鎖。安定した守備ブロックの形成に一役を担う。
DF: アレックス・サンドロ 7.0
躍動感が戻り、攻守に目立った試合だった。左サイドからのクロスにも鋭さと正確さが現れており、復調の兆しが見えたと言えるだろう。
MF: ケディラ 6.5
中盤でバランスをとり、ピアニッチとマテュイディの働きをサポートした。堅実なプレーをしていたが、他の2選手の働きがあまりに目立ちすぎた試合だった。
MF: ピアニッチ 7.5
FK を決め、マンジュキッチにラストパスを通すなど能力を存分に発揮した。試合の組み立てを一手に担った中で光り輝いたことは最大限の賛辞に値する。
MF: マテュイディ 7.0
広範囲をカバーする走力とスタミナを披露した上、待望のセリエA初ゴールを記録。彼にとっても、最高の日となった。
FW: ドウグラス・コスタ 6.5
得点やアシストという記録に残る結果が残せなかったことだけが残念だ。右サイドを中心に強烈な突破力を見せ、記憶に残るパフォーマンスを見せつけた。
FW: イグアイン 5.5
ゴールを渇望する姿勢は強いものだったが、身体がついてこず、空回りに終わった試合だった。
FW: マンジュキッチ 7.0
サイドで良く戦った上、貴重な追加点となる2点目を前半の内に決めた。負傷交代となってこともあり、ローマとの大一番で起用できるかが注目点だろう。
【交代選手など】
FW: ベルナルデスキ 6.0
70分にドウグラス・コスタとの交代で出場機会を得る。献身的に守備を行った上、カウンターにも寄与。期待された役割をしっかりと果たした。
FW: ディバラ ー
マンジュキッチとの交代で76分から出場。イグアインとのコンビでボローニャ・ゴールに迫ったものの、両者ともにシュートの正確性を欠き、4点目とはならず。復活のきっかけを掴むのは次戦以降の持ち越しとなった。
MF: マルキージオ ー
ピアニッチに代わり、86分からプレーする。一矢報いようとするボローニャの強引な中央突破をストップ。クリーンシート達成の締めくくりを行った。
アッレグリ監督 7.0
勝利が求められた試合に完勝。監督としてチームを上手く機能させていることを示した。相手の持ち味を消した上で複数得点を記録しており、素晴らしい采配だったと言えるだろう。選手層をどう活かして、ウィンターブレイクを迎えるのかが注目点だ。
バンティ主審 5.5
判定基準は一定だったが、序盤に接触プレーに甘い基準を示したことで肉弾戦の色合いが強くなりすぎてしまった。カードを出すなど少し厳しめの基準を適応していても良かっただろう。