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プリマベーラ:リーグ戦でローマに敗れ、初勝利はお預け

 2017/18 カンピオナート・プリマベーラ第3節でローマをホームのビノーボに迎えたユベントス・プリマベーラは 1-2 で敗れ、今季初勝利はまたもお預けとなりました。

画像:ローマ戦で奮闘した GK ロリア

 出場した選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧
(17/18 プリマベーラ第3節 ローマ戦)
  選手名
GK 1: ロリア
DF 2: カメライ
6: ヴォリャッコ (C)
4: ザナンドレア
3: アンツォリン
MF 7: ポルタノーバ(→ 23' st. 23: モラキオーリ)
5: トゥレ
8 : ディ・パルド
10: モンタペルト(→ 32' st. 20: カンポス)
FW 9: クレノビッチ
11: オリビエリ(→ 26' st. 22: ファジオーリ)

 ダル・カント監督は 4-3-1-2 を継続。モンタペルト選手とトップ下に起用し、クレノビッチ選手とオリビエリ選手が2トップを組み、プリマベーラで存在感を発揮し続けているローマ戦を迎えます。

 

 試合は互いに相手ゴールに攻め込む展開で始まるも、両チームの守備陣が奮闘し、GK を脅かすまでには至らない。

 しかし、ローマが徐々に流れを掴み、右サイドからシュートまで持ち込み始める。ユベントスは GK ロリア選手の奮闘もあり、前半を 0-0 で折り返す。

 後半、徐々にミスが目立ち始めたユベントスを尻目にローマが先手を取ることに成功する。54分にスルーパスをツェラル選手が右サイドから中央に折り返し、最後は中央からリッカルディ選手が決め、1点のリードを奪う。

 追いつきたいユベントスだったが、62分にカウンターから失点をしてしまう。センターライン手前の自陣で DF から縦パスを受けたリッカルディ選手がドリブルを開始。エリア内までスピードで持ち込んだリッカルディ選手が決めて、ドッピエッタを達成し、ローマがリードを2点に広げる。

 その後もローマに押し込まれる時間帯が続いたユベントスは72分に一矢報いることに成功する。交代直後のファジオーリ選手が左サイドからカットインし、エリア内で PK を奪取。これで得た PK をモンタペルト選手が決め、1点差に詰め寄る。

 同点を目指し、攻勢を強めたユベントスだったが84分のディ・パルド選手が放ったシュートとこぼれ球に反応したクレノビッチ選手のシュートは GK ロマニョーリ選手にセーブされていまう。86分にファジオーリ選手が狙った FK は枠をわずかに左に外れ、追いつくことはできない。

 結局、試合はこのまま 1-2 で終了。ユベントス・プリマベーラは今季公式戦での初勝利はまたもお預けとなった。

 

 プリマベーラはチームがまだ上手く噛み合っていない状況です。ダル・カント監督がテコ入れ策を講じているものの、その効果が現れているとは言えない状態となっています。

 ただ、今季からは「プリマベーラ1」が始動したため、攻撃陣が自信を付けられるような “明らかに実力差の存在する相手” との対戦が消滅しました。そのため、攻撃のプロセスを試合中に確立させるまでは苦しい試合が続くことになるでしょう。

 プリマベーラの次戦は9月27日に行われる UEFA ユースリーグ第2節オリンピアコス戦です。この試合で躍進のきっかけを掴むことができるのかに注目です。