レアル・マドリードが買い戻り権を持つアルバロ・モラタ選手に対し、PSGとアーセナルが 6000 万ユーロのオファーを提示したとスペイン『アス』が伝えています。
レアルは 3000 万ユーロで買い戻しが可能となるオプションを有しているため、このオファーが事実であれば、モラタ選手を戦力と見なさない場合でも “転売” することで大きな収益を得られることになります。
ユベントスは 2000 万ユーロ弱を新たにレアル側に支払うことで「買い戻し権の行使を断念させるプランを持っているのでは」と報じられていましたが、(ボーナスを含め)6000 万ユーロ規模のオファーとなれば、競り合う必要はないと言えるでしょう。
また、『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』によりますと、チェルシーが年俸700万ユーロで選手にオファーを出していると報じており、他にもマンチェスター・ユナイテッドが獲得に関心を持っていると伝えています。
モラタ選手獲得に関心を持っているとして名前が上がったクラブはいずれもユベントスより資金力を有しているため、「争奪戦となると分が悪すぎる」という認識を持って移籍市場で動く必要があるでしょう。
PSGはカバーニ選手をどう評価しているのか、チェルシーはジエゴ・コスタ選手をどう見ているのかによって獲得に乗り出すかが変わってきます。
イグアイン選手(ナポリ)やルカク選手(エヴァートン)などのCFも獲得候補には名を連ねているはずですから、彼らを獲得できるかによってオファーを出すかも左右されると言えるでしょう。ただ、ユベントスにとってはモラタ選手獲得に多額の移籍金を出す用意があると思われるクラブが複数存在する事態はあまり歓迎できる状況ではありません。
チームに残って欲しいが、他のクラブも高く評価しているため、残留させることは難しそうだと言えるのではないでしょうか。