スペインの『アス』は、今夏の移籍市場でレアル・マドリードが買い戻し権を行使すると見られているモラタ選手の代役として、ユベントスはカリム・ベンゼマ選手をリストアップしていると報じています。
フットボールリークスが暴露した内容が正しいのであれば、レアルはモラタ選手を3000万ユーロで買い戻すことが可能です。
また、選手の市場価値がプレミア勢(リバプールやアーセナルなど)は3000万ユーロ以上を見積もっていることもあり、買い戻し権を行使する理由になっています。
豊富な資金力を持つプレミア勢とのマネーゲームはユベントスにとって歓迎すべきことではありません。したがって、モラタ選手の買い戻し権をレアルが行使した時点で、代わりの選手をどう確保するのかが焦点になります。
『アス』はモラタ選手がレアル復帰となった場合、ユベントスはベンゼマ選手に興味を示すのではないかと伝えています。
ベンゼマ選手はフランス人の CF で、実績としてはモラタ選手以上のものを残しています。ですが、ピッチ外で(ヴァルブエナ選手への)恐喝容疑やマネーロンダリング疑惑など渦中の最中にいる現状では獲得に乗り出すことはないでしょう。
ユベントスは過去にコカイン使用歴での解雇歴を持つアドリアン・ムトゥ選手と契約を結んだこともありますので、ベンゼマ選手との契約についてもゼロではないと思われます。そのための条件はグレーの状態ではなく、「シロかクロをはっきりさせること」になるはずです。
ただ、ムトゥ選手との契約はルチアーノ・モッジ氏が辣腕を振るっていた時代のことです。
(仮に有罪であっても罪を償ったのであれば、)再チャンスは与えられるべきですが、コンプライアンスが重視される現在でも同じ価値観で選手補強が行われている保証はないため、噂で終わる可能性が高いと言えるでしょう。