NO JUVE, NO LIFE!!

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ミーノ・ライオラ:「ポグバとユーヴェには強い絆がある」

 ポール・ポグバ選手など有力選手の代理人を務め、敏腕のエージェントとして知られるミーノ・ライオラ氏が『トゥット・スポルト』からのロングインタビューに応えていましたので概要を紹介します。

画像:ライオラのコメントがトゥット・スポルトの一面
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ミーノ・ライオラ氏:
「ユーヴェはこの夏にポグバを留めるというすばらしい成果を残しました。マンチェスター・ユナイテッドはアントニー・マルシャルに8000万ユーロと払いすぎました。つまり、モナコはそれだけ良い取引を行ったということです。

 来シーズンもポグバが残留する可能性?まだ分かりません。ポールは交渉の場に提示されたオファーに対し、自分の内面を考慮して決断するでしょう。昨年夏に同じシチュエーションをすでに経験していますから。

 選手は成長していますし、それにより価格も上昇しています。ですから、1億ユーロでは不十分だと私は思います。アニェッリ(ユベントス会長)次第です。

 

 私はポール自身がユーヴェでどのぐらい貢献しているかを示すために留まると決断したと言及することができます。クラブも何千万ユーロという移籍金主入を諦めて彼に投資しました。

 ポールが誰かを彼の心の中で思うように、ポグバとユーヴェの間には強い絆があります。彼はチームを離れる適切な瞬間ではないと感じましたし、結果的に彼の決断は正しいものでした。彼は残留し、難しいスタートを切ったチームが盛り返すための手助けを行いました。ファンから不当に野次られたりもしましたが、多くの選手が彼の立場だったら崩れ去っていたでしょう。

 ポグバは野次によってイラつくことはありませんでした。いずれにせよ、彼らが7月の決断に影響することはありません。私達は子供ではないのですから、リベンジをする気はないのです。

 ポグバについて私の携帯電話が頻繁に鳴ることはありません。限定版のフェラーリのように、彼を買うことができるクラブは限られているのです。バルセロナがポールポジションにいるか?いいえ、唯一の本命はユーヴェです。

 

 ズラタン・イブラヒモビッチが1度も勝ち取っていないのですから、バロンドールが本物の賞とは言えません。なぜなら、彼はこの10年間で最高のストライカーだからです。

 彼はどこでも自身の価値を証明しています。レオ・メッシやクリスティアーノ・ロナウドは同じトップクラブに留まり、チャンピオンたちからのサポートを受けています。

 

 (移籍が噂される)ザザにはユーヴェに残り、プレー機会を得ることをアドバイスします。そしてチームも彼を信じなければなりません。9番を背負った偉大な FW の秘密は信念を持ちチームメイトに理解されたことです。これはコーチにはできないことです。

 

(レアルが買取権を持つモラタの来シーズンは?)
 私はレアルだと思います。

 オスカルがユーヴェに加わる可能性は 30%、ヘンリク・ムヒタリアンは 50% です。

 ユーヴェは最強のチームとしてスクデットを勝ち取るでしょう。私は本当にパウロ・ソウザ、マウリツィオ・サッリ、そしてシニシャ・ミハイロビッチに感銘を受けています。それから、ロベルト・マンチーニのインテルはイブラがいた時のことを彷彿とさせます。

 

 ジョゼ・モウリーニョがマンチェスター・ユナイテッドを率いると私は見ています。ミラン時代からマックス(・アッレグリ)はイングランドのフットボールに魅了されていました。プレミアリーグからのオファーがあれば、彼は惹かれると思いますよ。もちろん、それもまたユーヴェ次第ですが。

 私はコンテのことを称賛していますし、彼はどのチームにでも行くことができるでしょう。ですが、彼と契約するチームは彼のキャラクターが全面に押し出せるようにすべきです。

 もしコンテがユーヴェに復帰したとしても私は驚きません。アントニオ(・コンテ)をミランに連れて行こうとしましたし、寸前のところにまで迫りました。2014年当時、私はコンテに “ミランに加わる時だ” と言いました。

 彼は私が間違っていたことを証明しました。2回のトレーニングセッションを行った後に彼は辞任したのです。この考えは今となっては過去のものです。ミランはその役割をすばらしいシニシャ・ミハイロビッチに与えました。

 私はコンテが EURO 2016 後に代表チームを離れることを願っています。アントニオのような人物を招聘することはできませんし、カルロ・タベッキオのようなひどい連盟会長が呼ぶことはできないのです。

 (アンチェロッティ就任が決まっている)バイエルンはより改善されるでしょう。グアルディオラはすばらしいコーチですが、難しい人間です。彼は3年以上同じクラブに留まり続けることはできないのですから。

 

 EURO 2016 でバロテッリを招集すべきです。なぜなら、彼はイタリア最高のストライカーだからです。1982年、エンツォ・ベアルツォットは(八百長関与疑惑による)出場停止処分が明けたばかりのパオロ・ロッシを招集し、彼らはW杯を勝ち取りました。

 私はマリオ(・バロテッリ)がミランでの行動とゴールでアントニオ・コンテの信頼を勝ち取ると確信しています。この若者は強調されすぎており、いつもそう判断されています。彼は偉大な心を持っているのです。

 イタリアは人種差別の件で何万光年も遅れを取っています。この国はチームに力強い黒人選手を迎え入れる準備ができていません。無意識的なものもあり、黒人選手はフットボールにおいて他の選手の2倍の証明を求められるのです。

 

 キャリアの中で初めて、イブラヒモビッチは決断を下すために世界中の時間が欲しいと思っています。多数のプロジェクトが存在しますが、イタリアに戻るという話はファンタジー・フットボールです。

 (カルチョポリで批判された移籍は)数ヶ月も前に決めていたことなので、ユベントスに問題が起きた時は何も分かっていませんでした。

 大事なチャンピオンズリーグの試合翌日、私はルチアーノ・モッジに会い、ズラタンを移籍させなければならないと言いました。モッジは激怒し、“その場合は、レアル・マドリードがジネディーヌ・ジダンに支払った8500万ユーロより100万ユーロ以上を高値を持ってこい” と応えました。

 私はズラタンに今ならインテルが君を最も必要としているチームだと伝え、マッシモ・モラッティやマルコ・ブランカと8500万ユーロについて合意に達しました。

 すべて決まっていたのです。そして、夏になってカルチョポリ問題が爆発し、モラッティにとってユベントスの困難な状況は好機で、モッジが離れると良い価格でズラタンとサインすることになりました」