トリノのスタジオ・オリンピコで発生した紙爆弾事件への罰則としてユベントススタジアム(南スタンド)閉鎖処分に不服申し立てをしていたユベントスの主張が暫定的に認められたことをクラブが発表しました。
イタリア五輪委員会がユベントス側の申し立てを認めたことで、ウディネーゼとの開幕戦に閉鎖処分が下されることはありません。
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状況を整理しますと、イタリアサッカー協会の裁判所がオリンピコでの事件に対する罰則としてユベントススタジアムのクルヴァ・スッド(南スタンド)の閉鎖、3万ユーロの罰金を科しました。
しかし、ユベントス側は犯人がブラックリスト入りしていた人物であり、スタジアムの管理責任者はユベントスではないことなどを理由にイタリアサッカー協会の上部組織であるイタリア五輪委員会に控訴していたという経緯がありました。
ユベントス側の主張を受け、イタリア五輪委員会が再審判断を下す予定である9月3日までは処分保留になったというのが今回の流れです。
伝統的にユベントスは協会側とやり合ってばかりなので、それほど騒ぎ立てる必要は少ない話題でしょう。不満の残る裁定が下されると、スイスのスポーツ仲裁所に上訴するか、子供たちを招待しようとするなど何らかの手をすでに講じていると思われます。
少なくとも、ホーム開幕戦を満員の観客の前でできることはチームを勢いづけるという点でも大きいことだと言えるでしょう。