移籍市場を賑わせているポール・ポグバ選手の去就問題ですが、現状ではバルセロナが1歩リードしていると見られています。
バルセロナはユベントス首脳陣と比較的良好な関係にあることと、7月18日に行われる会長選の有力候補バルトメウ現会長やラポルタ元会長が『ポグバ獲得』を選挙公約としている点が挙げられます。
また、選手本人にも「メッシと同じチームでプレーしたい」といった希望があることや、モラタ選手がファンとの交流で「スペイン語で話しかけて来るチームメイトは?」という質問にポグバと答えている所などもバルセロナが本命視される所以でしょう。
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本命がバルセロナであるなら、対抗はチェルシー(もしくはマンチェスター・シティ)だと言えます。
チェルシーはマティッチ選手とダブルボランチを組むことができる選手を必要としており、ポグバ選手やヴィツェル選手(ゼニト)がモウリーニョ監督の希望に合致するのではないかと思われます。
シティよりチェルシーの方がオスカル選手やクアドラード選手といったユベントスが欲する選手が余剰戦力と見なされがちな分だけ優位な立場にあると言えるでしょう。とは言え、チーム間交渉ではチェルシーに分があると思われますが、選手本人がチームに魅力を感じるかは別問題です。
仮にポグバ選手が移籍希望を訴えた場合にユベントスが拒否することは難しいでしょう。
それに加えて、1年後に移籍することが確定した選手を試合で起用することはチームとして非現実であるという問題もあります。ポグバ選手が『白い象』とならないようにすることがチームの最優先事項だと思われます。