2015年5月第4週に報じられたユベントスの選手に関連する移籍市場の記事は次のようなものがありました。シーズン最終盤ということもあり、来シーズンを見据えた動きが本格化してきたと思われます。
1:ブライダの目標は誰だ?
30年近くに渡りミランの強化部門を勤め、現在はバルセロナのSDであるアリエド・ブライダ氏がイタリア・ダービーの前日にユベントスの幹部とミラノで会談を持ったと報じられています。
ポグバの獲得交渉ではないかと噂されているのですが、続報が一切ないことが不気味さを醸し出しています。なお、当のブライダSDは翌日のサッスオーロ対ミラン戦も観戦していました。仮に視察だとすれば、ザザ選手かベラルディ選手が目的だったのではないかと言われています。
2:カバーニ獲得に向けて交渉中?
パレルモのディバラ選手については正式発表を待つのみと言われているユベントスですが、PSG のエディンソン・カバーニ選手に対して年棒750万ユーロのオファーを出したと報じられています。
マロッタGMが「高すぎる」と発言したように、カバーニ選手の給与水準はチームのバランスを崩す恐れが非常に高いと言えるでしょう。その水準のオファーを出せるようになるのはユベントスというチームがPSGやチェルシーといったチーム並みの売上を継続的に残せるようになった時だと思われます。
チームに貢献している選手よりも明らかに高給を提示すると、ロッカールームがピリピリすることは火を見るより明らかだと言えるでしょう。
3:ジェラードの後継者はビダル?
ジェラード選手が移籍することでセントラルMFを探しているリバプールがアルトゥーロ・ビダル選手を後継者としてリストアップしていると報じられています。
ビダル選手が“生涯ユベントス”と宣言していますので、移籍の可能性は低いと思われます。リバプールは資金面では優勢にあるのですが、チャンピオンズリーグに出られる保証がないチームへの移籍となるため二の足を踏む選手が出ることにもなるでしょう。
4:オグボンナ争奪戦
左利きの長身センターバックであるアンジェロ・オグボンナ選手をリバプールとトッテナムが狙っていると言われています。
ビダル選手よりも移籍が現実的なのはこちらのオグボンナ選手でしょう。5月23日に27歳になる左利きのCBで、夏になると毎年のようにどこかのチームが獲得を考えているという報道が出てきます。選手本人が移籍を希望すれば移籍できるでしょうが、バルザーリ選手やキエッリーニ選手が30代を過ぎたこともあり残留して欲しい所です。
5:中盤の補強候補に新たな名が…
ポグバ、ピルロ、ビダルと中盤の選手が大量に移籍する可能性のあるユベントスですが、ここに来てレアル・マドリードのケディラ選手やカリアリのドンサー選手を後任として考えているとのことです。
ケディラ選手は今シーズン終了後にフリーとなるので、ジョレンテ選手のような形での獲得を狙っていると見られています。似たタイプの選手を保有していないプレミア勢が積極的なアプローチを見せるのではないかと思われるため、年棒が高騰する恐れがあると言えるでしょう。
もう一方のドンサー選手は今シーズンにカリアリでブレイクした18歳のガーナ人選手です。プレミア方面から熱い視線が送られていますが、代表チームでのプレー経験がないことがプレミア移籍への障壁となるでしょう。所属しているカリアリが降格することと、国内移籍であれば外国人扱いされない2点がユベントスにとっての狙い目だと思われます。