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ユベントス、閉鎖処分が出たゴール裏に子供たちを招待

 トリノとのダービー戦でユベントスサポーターがいたアウェーエリアから紙爆弾が投げ込まれたことにより、9日(土)に行われるホームでのカリアリ戦はゴール裏が閉鎖される処分が下りました。そこで、ユベントスはそのゴール裏に子供たちを招待することにし、サッカー協会から許可も得たとのことです。

ウディネーゼ戦でゴール裏に招待された子供たち
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 これと同じことが2013年にも起きています。その時はナポリを侮辱する地域チャントをユベントスのウルトラスが歌ったことにより、無観客試合を科せられたのですが、子供達を招待したという経緯がありました。

 ところが、雑誌 Number のコラムでも紹介されているように、招待された子供たちが対戦相手のウディネーゼの GK を罵倒するいうことが起きたのです。このことはイタリアでは社会問題となり、子供達は誰をお手本とするべきかが世論を賑わせました。

 

 2013年にユベントスのウルトラスが何をやったかと言いますと、ナポリを侮辱する「ヴェスヴィオよ、ヤツらを燃やせ」と歌いました。

 ヴェスヴィオ山はナポリから10キロほどの位置にあり、噴火で古代都市『ポンペイ』を消滅させたことでも知られています。それを揶揄する行為とチャントを歌ったことで、処分が下りました。

 ウディネーゼ戦で子供たちが相手 GK のブルキッチ選手を罵倒した内容ですが、差別的な内容の発言ではありません。ブルキッチ選手がゴールキックを蹴る際に「MERDAメルダ」と叫んだことが問題視されました。

 この言葉の意味ですが、“う○こ”という表現が合っているでしょう。イタリアのスタジアムでは、相手 GK がゴールキックをする際にホームチームのサポーターがこの言葉をよく叫んでいました。

 ですが、ユベントスでの一件があってからはセリエAの試合からは少なくなりました。とは言っても、セリエAの管轄ではないヨーロッパの舞台では相変わらず “MERDA” と叫ぶ声が中継から聞こえることもあります。

 

 土曜日のカリアリ戦では2年前のウディネーゼ戦の二の舞にならないことを願うばかりということがユベントス担当者の気がかりな点なのではないでしょうか。