ユベントスは公式サイト上で「2004年から2011年生まれの少年・少女を 2018/19 セリエA第9節ジェノア戦の南スタンドに招待する」と発表いたしました。なお、以前にも同様の取り組みが行われています。

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ユベントスはウルトラスが 2018/19 セリエA第7節ナポリ戦でクリバリ選手に対する差別チャントを行ったことを理由に対象区画(= 南スタンド)の1試合閉鎖処分が下されていました。
これに対し、ユベントスは「FIGC や UNESCO からの許可を得たので、南スタンドに少年・少女を招待する」と発表。2013/14 シーズンでの出来事が繰り返されつつある状況となっています。
- 2013/14 シーズンでの出来事
- ユベントスのウルトラスが「ヴェスヴィオよ、奴ら(=ナポリ)を燃やせ」と地域差別チャントを行う
- 南スタンドの1試合閉鎖処分が下される
- ユベントスが閉鎖処分の対象試合に少年・少女を招待
- その試合で招待された子供たちがウルトラスの定番野次を叫ぶ
→ 社会問題としてイタリア中で議論が起きる
- 2018/19 シーズンでの出来事
- ユベントスのウルトラスがクリバリ選手に差別チャントを行う
- 南スタンドの1試合閉鎖処分が下される
- ユベントスが閉鎖処分の対象試合に少年・少女を招待
2013/14 シーズンでは処分対象となった第14節ウディネーゼ戦では「相手 GK がゴールキックを蹴る際に『メルダ(merda)』と叫ぶ定番の下品な野次」を子供たちが真似たことが大きな社会問題となりました。
というのも、イタリアではその言葉が『Fワード』に該当するからです。使うべきではない言葉を口にすることを子供達にどう自重させることができるかが注目点になるでしょう。
10月代表戦明け初戦のジェノア戦がどのような雰囲気の中で行われることになるのかに注目です。