アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 セリエA第7節カリアリ戦に 1-1 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督とガッティ選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「得点した後の前半で私達はすべきではない試合運びをしていました。攻撃を継続し、上手く攻めなければならなかったのです。
後半は何度かチャンスを作りましたが、決め切れませんでした。カリアリが試合に戻って来ることは可能との感覚は常に存在していました。
今日の試合でできることはやったと思います。得点は私達は心理的な落ち着きを与え、バランスを保って前に出るプレーを可能にしたからです。そして、カリアリが徐々にプレーをして自信を得たところで PK がありました。
退場があったことで難しくなり、ポジティブな結果を得ることはできませんでした。試合を終わらせることに苦労したのです。
結局のところ、試合の展開なのですから彼には何も言いません。これからも起きるでしょう。ですが、成長の道のりを歩むためにはもっと改善する必要があるところがあります。
D・ルイスは日々最善を尽くさなければなりません。将来的にはポジティブなことを目にするでしょう。ユルディズをもっと早くに投入することはできたと思います。バングーラはもう少し奮起する必要がありましたし、投入に確信が持てませんでした。
コープマイネルス?痛みがあるとの申し出があったから交代に踏み切りました。状態を評価しなければなりません」
フェデリコ・ガッティ選手:
「水曜日の試合による疲労などはありません。姿勢には疑問符が付きますし、試合を引き分けるべきではありませんでした。取りこぼした勝点2は最後に響いて来る可能性があります。
個人のミスではありません。繰り返しになりますが、姿勢への疑問はあります。チーム全体に関することです。
仕事に戻るまで10日ほどありますが、そのようなことで勝点2を与えることはできないのです」
勝点を取りこぼす典型的な試合内容だったと言わざるを得ないでしょう。
カリアリにとっては厳しすぎる VAR の判定で得た PK で先制し、その後は追加点のチャンスを何度も作るも決め切れず。逆に試合終盤に PK を献上して同点に追い付かれ、勝ち越しを狙うも “既にイエローを貰っていた選手” がシミュレーションで退場となって打つ手がなくなったからです。
流れの中で作り出した決定機で追加点を奪ってリードを2点差に広げることができていれば、カリアリの反撃を最大でも1点に留めて勝ち切ることは現実的に可能だったと思われます。
それだけに(ライプツィヒ戦の影響を考慮したペース配分で試合運びをしていたとしても)2点目を奪えなかった代償が大きくなってしまいました。
10月の国際Aマッチデーによる中断期間からは「軽率なプレー判断でイエローカードを貰ってしまった選手達への意識改革と実践」が新たな課題として取り組む必要があるでしょう。
勝点を積み重ねることに苦労しがちなセリエAでも継続した結果を残すための取り組みが上手く機能するのかにも注目です。