RB アレーナで行われた 2024/25 UEFA チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第2節ライプツィヒ戦に 2-3 で逆転勝ちをしたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「前半は私達が相手よりも少し優れていたとの確信が少し不足していたのだと思います。後半は全力を尽くし、良いプレーをして得点を決めました。簡単ではなかったのですが、私達はクオリティーを備えたチームです。
チームの勝利であることに疑いはありません。私達は良い試合をプレーしました。
相手陣内での技術的なミスは残念に思います。味方を前線に留めるパスを出さなければならないのです。10人になった後半は良くなりました。
選手達は私よりも勇敢でした。開始1分から前進したいという気概がありましたし、下がる理由はありませんでした。クオリティーとフィジカルの両面でライプツィヒと渡り合えました。
この先に私達がどのような道を歩むのかは時期尚早です。良いプレーをする2チームを相手に2連勝をしましたが、今はカリアリ戦に向けた準備をしています。
(途中交代を余儀なくされた)ブレメルとニコ・ゴンサレス?検査結果を待ちましょう。短期間の離脱で済むことを願っています。両選手とも重要な選手だからです」
フランシスコ・コンセイソン選手:
「様々なことが起きた試合で偉大なチームスピリットが示され、私達は最高の結果を持ち帰ります。チャンピオンズリーグでの勝利には大きな意味がありますし、今はカンピオナートのことを考えなければなりません。
監督が自分を自由にするためにどうすべきか知っていることをすれば良いと言われました。そして、試合中に守備の手助けをして欲しいと頼まれたのです」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「チームのことを関して特に幸せに思います。チームになりつつあると私達は示し、監督の要求に沿って戦い、1人少なくなったものの勝利に値する素晴らしい試合でした。
これらの試合と勝利は私達がこのレベルに適応する上で役に立ちます。
私達は強い信念を持って継続しなければなりません。その一方でチームメイトから試合に向けての準備をしてくれた監督までの誰しもを称賛します」
ニコロ・ファジョーリ選手:
「監督からは良い前半だったので後半は信じなければならないと言われました。良かったですし、ハートもありました。
完璧な試合ではありませんでしたが、素晴らしかったと思います。私自身にとっては過去最高かも知れません。ここから始まりますし、私自身はすべてを改善したいと思います」
様々なことがあった試合でした。チームとしては「先制を許した場面でのカウンターに備えた陣形や選手配置が適切だったのか」をまずは見直す必要があるはずです。
- アンカーのファジョーリが相手ペナルティーエリア内まで侵入してシュート
- GK がシュートブロックし、こぼれ球を回収したライプツィヒが “そのまま” 左サイドで縦方向にカウンターを発動
- ガッティがX・シモンズをチェック
- カルルはガッティのいる右サイドにスライド
- シェシュコはカンビアーゾが監視
- アンカー役は不在でスペースあり
“アンカー役を引き継いだ選手” とカンビアーゾ選手でシェシュコ選手を前後に挟めていれば理想的でしたが、その守り方をするだけの選手が不在の状況でカウンターを完結されてしまったのです。
ここは「改善の余地あり」と見なすべきでしょう。
ディ・グレゴリオ選手が退場となった後にチアゴ・モッタ監督が選択したのは左サイドハーフのいない 4-1-3-1。右サイドでのポゼッションで時間を消化し、左サイドは「カンビアーゾ選手が1人だけの状態」でした。
そのことに気づいたローゼ監督はヌサ選手を投入して右サイドから押し込むも、ユベントスは守備陣が身体を張ったシュートブロックで逆転して手にしたリードを守り切ることに成功。
1人少ない劣勢状態の中でビハインドを跳ね返し、結果を持ち帰ることになりました。課題と収穫の両方を得れたことは大きいと言えるでしょう。
ユベントスは中3日で現地10月6日(日)にランチタイム・キックオフでの第7節カリアリ戦が控えています。
激戦の後で心身ともに消耗しているでしょうし、途中交代となったブレメル選手とN・ゴンサレス選手の欠場は確定的です。文字どおり歯を食いしばる必要のある試合にどのような状態で臨むことになるのかに注目です。