ユベントスは公式サイト上でラビオ選手が契約満了により、2024年6月30日付での退団になったと発表いたしました。昨夏の契約延長が “奇跡” であり、大功労者を万雷の拍手で送り出せなかったことが悔やまれます。
ラビオ選手は1995年4月生まれの29歳。PSG の下部組織出身の MF で2019年夏に4年契約でユベントスに加入。昨夏に契約満了で退団濃厚と目されていましたが、マンナ SD の尽力で1年間の契約延長に成功していました。
2023/24 シーズンはセリエAの公式戦31試合2652分に出場し、5得点3アシスト。
中盤 MF 陣ではポグバ選手とファジョーリ選手が不祥事で長期出場停止処分が科されることになってしまっただけに、ラビオ選手が「昨シーズンの大功労者」であることは誰の目にも明らかでしょう。
『功労者とのお別れの場』が設けられなかったのは(契約延長交渉の内容に関わらず)残念なことだと思います。
ラビオ選手は中盤 MF として「攻守に厚み」を生み出していましたし、守備面では(セットプレーを含めて)抑止力による貢献もありました。
数字に現れにくい貢献度は「いなくなって痛感するもの」であり、後任となる選手個人で埋められるものではありません。したがって、チーム全体で上手く守り切れるかがポイントになるでしょう。
ラビオ選手の新天地は2024年7月19日現在では何も言及されていません。対戦チームに所属する相手選手として再開する可能性は残されているだけに、その際のリアクションが注目点になるでしょう。
ラビオ選手が新天地で自身の選手キャリアをより実りのあるものにして欲しいと思います。