「スパレッティ監督が 2026/27 シーズンもユベントスを率いること」を “前提に” 2026年夏の移籍市場でユベントスが補強すべきポジションを整理しておきたいと思います。
どのポジションからテコ入れを図るのかがポイントになるでしょう。

スパレッティ監督とクラブ首脳陣では「主軸選手の認識」が異なる
まず、現時点でのレギュラー陣には『スパレッティ監督が主力として起用したい選手』と『クラブがスパレッティ監督に主力として起用して欲しい選手』が混在していると思われます。
| 主力組 | 控え組 | ||
|---|---|---|---|
| RSB | カルル | ||
| CB | ブレメル | CB | ガッティ |
| CB | ケリー | ||
| LSB | カンビアーゾ | ||
| DMF (#4) | ロカテッリ | DMF / CB | コープマイネルス |
| DMF (#8) | テュラム | MF | ミレッティ |
| RWG | コンセイソン | RWG | ジェグロヴァ |
| ST | マッケニー | ||
| LWG | ユルディズ | LWG | (ボガ) |
| CF | ボガ | CF | ??? |
『前者』と『後者』の両方を満たしている(と思われる)のはカルル、マッケニー、ユルディズの3選手。
『後者』は「スパレッティ監督が目指すスタイルのサッカーで貢献するには課題克服が必要な現レギュラー」です。
スパレッティ監督としては「クラブが主力としての起用を望むレギュラー起用をされている選手だから」との理由で補強を見送られては堪ったものではありません。したがって、冷戦状態に陥ったとしても驚くことではないでしょう。
「『4番(=レジスタ役)』の獲得に本腰を入れるか」がポイント
2026/27 シーズンも『スパレッティ監督のスタイル』で行くのであれば、「レジスタを本職とする選手の獲得」が最優先事項になるでしょう。理由はナポリ時代の成功体験です。
- スパレッティ監督が率いたナポリ
- レジスタ役: ロボツカ
- 足元は不得意と評された GK メレトや CB キム・ミンジェが絶対的主力(の1人)として貢献
- スパレッティ監督が率いるユベントス
- レジスタ役: ロカテッリ
- レジスタが「DF ラインに下がったまま」なので、『レジスタへの縦パス』が選択肢から消滅
- 「 “持ち場を離れるレジスタ” をフォローできる選手で周囲を固めること」は可能だが、多額の予算が必要となるので実行に移すクラブはない
「ポゼッションサッカーを掲げること」と「 “偽レジスタとして振る舞い続けるロカテッリ選手” を主力として起用すること」は明らかに矛盾しています。
『 “新戦力のレジスタ” と “偽レジスタのロカテッリ” によるダブルボランチ』でも解決策になり得るため、「現有戦力への評価でスパレッティ監督とクラブ首脳陣の折り合いが付くのか」が鍵を握ると考えられます。
GK と CF で軸となる選手の指名
また、ユベントスは「 GK と CF は現状維持だと厳しい」という問題にも直面しています。
ディ・グレゴリオ選手は「飛び出し判断の拙さと空中戦の脆さ」で正 GK を担う信頼を勝ち取れておらず、ペリン選手は「キャリア晩年でのコンスタントな出場機会」を求めて退団に傾いています。
したがって、2026年夏の移籍市場では「スパレッティ監督が目指すスタイルで平均点以上のパフォーマンスを期待できる即戦力 GK の獲得」を試みるべきでしょう。
CF は「ヴラホヴィッチ選手の契約満了」に「ミリク選手の未稼働」が加わり、「新加入のデイヴィッド選手とオペンダ選手は得点力不足」で総崩れ状態。
テコ入れをしなければなりませんが、「どこから着手するのかが悩ましい問題」です。
ただ、上述した『レジスタ問題』を優先して取り組んでいた場合は「主戦レジスタのプレースタイルに合う CF をレギュラーに指名」できるため、順番がポイントと言えるでしょう。
現在のユベントスが抱えている補強ポイントは「チャンピオンズリーグ出場権の有無」によって優先度が変わることはありません。クラブ首脳陣がどのようなプライオリティーで2026年夏の移籍市場に臨むのかに注目です。