ユベントスは公式サイト上でファビオ・ミレッティ選手との現行契約を1年延長して2028年夏までに更改したと発表いたしました。年俸はファジョーリ選手と同水準にまで引き上げられたと思われます。
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ミレッティ選手は2003年8月生まれの20歳。ユベントス下部組織出身の MF で2027年夏までの現行契約を持ち、2023/24 シーズンはセリエAの公式戦25試合1105分の出場でした。
出場機会を思うように得られなかった理由は「2024年1月の移籍市場でアルカラス選手が期限付き移籍で加入したから」です。
“アッレグリ監督の好まないプロフィールを持つアルカラス選手” が重用されたことで、ミレッティ選手は出場機会が減少。今夏の移籍市場で「出場機会を求めて移籍を検討中」と報じられる状況となっています。
ちなみに、今回の『現行契約を1年延長』はミレッティ選手のキャリアにほとんど影響を与えないでしょう。
- 出場機会を求めて期限付き移籍
- クラブは『現行契約を1年延長した上での期限付き移籍』で契約の残り期間を維持するのが一般的
- ユベントスでポジション争いを継続
- 待遇を『ファジョーリ選手と同水準』にしないと移籍に傾く要因になる
今夏の移籍市場でミレッティ選手の保有権を売却しないのであれば、「ミレッティ選手の待遇をファジョーリ選手と同水準にまで引き上げること」は不可避だったからです。
“年俸水準が低く抑えられた状態の選手” に高額な移籍金が付くことはありませんし、代理人から『低く抑えられていた分の年俸』を手数料の名目で要求されることにもなるため、契約延長は自然な流れと言えるでしょう。
ユベントス側が『ミレッティ選手の移籍交渉』を腰を据えて行うことが可能になっただけに、ミレッティ選手の去就がどのような形で決着するのかに注目です。