ユベントスは公式サイト上でモイゼ・ケーン選手が移籍金1300万ユーロ+ボーナス最大500万ユーロでフィオレンティーナに完全移籍すると発表いたしました。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手ケーンの完全移籍について
フィオレンティーナとの合意
トリノ、2024年7月9日 ー ユベントス・フットボールクラブは ACF フィオレンティーナと選手モイゼ・ケーンの登録権を4年分割1300万ユーロで譲渡することに合意いたしました。最大500万ユーロのボーナスが付随しています。
本取引により、追加費用を除き230万ユーロのプラス経済効果が生じます。
ケーン選手は2000年2月生まれの24歳。ユベントス下部組織で育った “生え抜き” の CF で2019年夏に出場機会を求めてエヴァートンに完全移籍するも、2021年夏に「若返りに舵を切った古巣」の要請に応じて買取義務が付随した期限付き移籍で復帰していました。
ところが、クラブは2022年1月に “2000年1月生まれのヴラホヴィッチ選手” を8000万ユーロ超の移籍金で獲得。同年齢でポジションが重複するケーン選手は出場機会を得ることが困難になりました。
2023/24 シーズン前半戦は献身性を活かしてチームの勝利に貢献したものの序列は上がらず。その後は負傷離脱やポストに嫌われ続けて結果的にノーゴールなど散々なシーズンでした。
2024年1月の移籍市場でケーン選手の放出に向けて動いていたユベントス的には「得点力のない CF は不要」との “格好の放出理由” を手にすることができたのは『渡りに船』でしかありません。
フィオレンティーナが “契約が残り1年となっていた選手” の買い手として現れてくれたからです。
“生え抜きの選手” が『結果を残すための出場機会』を平等に与えられなかったのは残念でしかありませんし、新天地のフィオレンティーナでは『実力を示すチャンス』はユベントスよりも与えられることでしょう。
ケーン選手がチャンスを活かし、自身の選手キャリアをより実りのあるものにして欲しいと思います。