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【採点】 2023/24 セリエA第31節 ユベントス対フィオレンティーナ

 2023/24 セリエA第31節が行われ、ホームにフィオレンティーナを迎えたユベントスはガッティ選手のゴールを守り切り、1-0 で勝利しました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2023/24 セリエA第31節 フィオレンティーナ戦)
  Juventus FC
[3-5-2]
ACF Fiorentina
[4-2-3-1]
GK 1: シュチェスニー 1: テラッチアーノ
DF 4: ガッティ
3: ブレメル
6: ダニーロ (C)
33: カヨデ
4: ミレンコヴィッチ
16: ラニエリ
3: ビラーギ (C)
MF 27: カンビアーゾ
16: マッケニー
5: ロカテッリ
25: ラビオ
11: コスティッチ
5: ボナベントゥーラ
38: マンドラゴラ
10: N・ゴンザレス
72: バラーク
99: クアメ
FW 9: ヴラホヴィッチ
7: キエーザ
20: ベロッティ

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。先発が予想された選手を予想された布陣に配置して試合に臨みます。

 対するフィオレンティーナのイタリアーノ監督は 4-2-3-1 を選択。こちらはボナヴェントゥーラ選手とマンドラゴラ選手をダブルボランチで起用し、トップ下にはバラーク選手を置く陣容で試合を迎えます。

 

 最初に惜しい場面を作ったのはユベントス。12分に右 CK をショートコーナーで再開し、ガッティが飛び込むもシュートはクロスバーを直撃。この跳ね返りをヴラホヴィッチが押し込んだが、オフサイドでゴールは認められない。

 21分にコスティッチが入れた左 CK をブレメルがファーサイドからヘディングシュートを放つも、今後は左ポストを直撃。だが、跳ね返りをガッティが押し込んでユベントスが先制に成功する。

 ユベントスは32分にキエーザが入れたクロスをマッケニーが頭で折り返し、走り込んだヴラホヴィッチが押し込むも VAR が発動。戻りオフサイドのマッケニーにプレー資格がなかったため、ゴールは取り消されてしまう。

 前半で良い場面を作れなかったフィオレンティーナは41分にビラーギの距離ある位置からのシュートで脅かすまでが精一杯。前半はユベントスが1点のリードで折り返す。

 ユベントスは56分に左サイドを攻め込んだコスティッチのクロスがミレンコヴィッチに当たってゴールに向かうが、ボールは右ポストをかすめて CK。リードを広げるまでには至らない。

 フィオレンティーナはN・ゴンザレスが70分と74分に決定機を作り出したが、GK シュチェスニーの好守とクロスバーに阻まれて同点とはならず。

 84分には左サイドからのクロスが GK シュチェスニーに触れて軌道が変わったボールにベルトランが合わせたが、シュートを味方のエンゾラが阻む形になってユベントスは難を逃れる。

 この後は両チームとも次の1点を取ることはできずに試合終了のホイッスル。前半に決めた1点を守り切ったユベントスが勝点3を獲得した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 7.0
  N・ゴンザレスの決定機を自らの好セーブで阻み、クリーンシートを達成。チームの勝利に大きく貢献した。

DF: ガッティ 7.0
  セットプレーでの存在感を発揮し、絶好機で得点を決め切る勝負強さを見せる。ベロッティやクアメとのデュエルでも奮闘していた。

DF: ブレメル 6.5
  シュートが左ポストに嫌われたことで MVP にはなれなかったが、自軍のゴール前で強大な壁として立ち塞がり守備面での優位性を確保していた。

DF: ダニーロ 6.0
  後半でN・ゴンザレスに翻弄される時間帯はあったものの全体的には粘り強く守備に対応。チームが目標を達成するための貢献をした。

WB: カンビアーゾ 6.0
  攻勢の場面があった前半のパフォーマンスは上々だったが、カウンター対策に重きを置いて下がり目となった後半はペースダウン。劣勢でのプレーを強いられていた。

MF: マッケニー 6.5
  中盤で活力を与えていた。ヴラホヴィッチとのホットラインが機能したかと思われたが、オフサイドで取り消されてしまったことはパフォーマンスを考えると報われなくて残念だ。

MF: ロカテッリ 6.0
  ラツィオとの連戦と比較するとプレー速度が上がっていた。迅速な判断が下せていることはシーズン最終盤に向けた追い風となるだろう。

MF: ラビオ 6.0
  両チームの中盤 MF の顔ぶれがフィジカルバトルを予想させる中で優勢だった貢献度は地味だが大きい。マッケニーの攻撃参加時にバランスを保っていた役割も効いていた。

WB: コスティッチ 6.5
  相手の右 SB の背後を上手く利用し、CK などのクロスからチャンスメイク。久しぶりの好パフォーマンスと言えるだろう。

FW: ヴラホヴィッチ 6.0
  ゴールは決めれなかったが、良い形での得点パターンを見せれたことが収穫。判定基準など他にも不満を溜め込みやすい展開で耐え忍んだこともプラス。

FW: キエーザ 6.0
  カンビアーゾと同様に前半は持ち味を発揮するプレーが多かったが、時間の経過とともの有効度は低下していく一方だった。交代は妥当だろう。

 

【交代選手など】

WB: イリング 6.0
  59分にコスティッチとの交代で出場。左 WB の仕事を引き継ぎ、守備面で献身的なサポートを継続。攻撃時に局面打開などでアピールできていれば理想的だった。

FW: ユルディズ 6.0
  キエーザとの交代で59分から出場機会を得る。制約がある状況下でも持ち味である攻撃面でスタジアムを沸かせる。

MF: アルカラス 6.0
  75分にカンビアーゾに代わって出場。優先的に起用しなければならない何らかの事情があるのだろう。

FW: ケーン ー
  ヴラホヴィッチとの交代で85分から出場。

 

アッレグリ監督 6.5
  試合内容はどうであれ、3位の自分達は勝利した一方で4位と5位のチームが勝点を取りこぼした結果が何より大きい。内容で圧倒できるチーム状況ではないため、結果を残せたことで一息付けたことがチームにとってプラスとなるだろう。

ラ・ペンナ主審 6.0
  ユベントスは VAR でゴールを取り消される憂き目にあったが、テクノロジーを駆使して正確な判定をしたのだから審判団が正しい。また、伝統的に激しい試合となる試合でフィジカルコンタクトが許容された範囲も妥当だった。