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【採点】 2023/24 セリエA第15節 ユベントス対ナポリ

 2023/24 セリエA第15節が行われ、ホームにナポリを迎えたユベントスはガッティ選手のゴールで 1-0 の勝利を手にしました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2023/24 セリエA第15節 ナポリ戦)
  Juventus FC
[3-5-2]
SSC Napoli
[4-3-3]
GK 1: シュチェスニー 1: メレト
DF 4: ガッティ
3: ブレメル
6: ダニーロ (C)
22: ディ・ロレンツォ (C)
13: ラフマニ
5: J・ジェズス
3: ナタン
MF 27: カンビアーゾ
16: マッケニー
5: ロカテッリ
25: ラビオ
11: コスティッチ
99: アンギサ
68: ロボツカ
20: ジエリンスキ
FW 9: ヴラホヴィッチ
7: キエーザ
21: ポリターノ
99: オシムヘン
77: クヴァラツヘリア

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。主将のダニーロ選手が左 CB で先発に復帰し、予想されたスタメン11選手で大一番に臨みます。

 対するナポリのマッツァーリ監督は 4-3-3 を選択。本職が不在の左 SB にはナタン選手を引き続き起用し、こちらも戦前に予想されたイレブンが先発する布陣で試合を迎えます。

 

 試合は立ち上がりから両チームが積極性を見せる。ナポリは開始直後の1分にポリターノの FK をゴール前で競り合うもシュートはダニーロの頭に当たってゴールラインを割ってしまう。

 対するユベントスは7分にカウンターで応戦。ドリブルで前進したヴラホヴィッチからのラストパスを受けたカンビアーゾが中央に切れ込んで左足シュートを放ったが、引っ掛けてしまいボールは枠の右へと逸れてしまう。

 ナポリは9分に右サイドからカットインしたポリターノがミドルシュートを狙うも枠のわずかに左。ユベントスは18分に左サイドを突破したキエーザからの折り返しを受けたヴラホヴィッチが狙うも GK メレトに阻まれて決定機を活かせず。

 ナポリも28分にゴール前でどフリーだったクヴァラツヘリアがシュートを放つも飛び出して来たシュチェスニーが気になって枠を捉えず。38分には FK のクリアボールがディ・ロレンツォのいた場所に飛んで来るもシュチェスニーが左手1本で阻んでノーゴール。

 前半はどちらもスコアを動かせず、0-0 で終了する。

 後半で先手を取ったのはユベントス。51分にマッケニーからのパスを受けたカンビアーゾが左足でクロスを入れると、ディ・ロレンツォの頭上からガッティがヘディングシュートを叩き込んでユベントスが先制に成功する。

 ところが、ユベントスは70分に右太ももに張りを感じたヴラホヴィッチが戦線離脱。ミリクとの交代を余儀なくされてしまう。

 すると気が抜けたのか、直後にコスティッチを狙ったシュチェスニーのパスがポリターノにカットされて窮地に陥ってしまうもオシムヘンのポジションがオフサイドで事なきを得ず。ユベントスは肝を冷やす結果となる。

 一矢報いたいナポリは交代選手を活用して攻め立てるもユベントスの守備ブロックは崩れず。88分のラスパドーリの左足ミドルも GK シュチェスニーにがっちりキャッチされて1点が重くのしかかる。

 結局、試合は 1-0 で終了。ユベントスが難敵ナポリを下し、暫定で首位に浮上した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.5
  好守を台無しにしかねない危ない状況判断はあったが、それ以外は安定したプレー内容だった。素晴らしいパフォーマンスと総括されるだろう。

DF: ガッティ 7.0
  モンツァ戦で得た教訓を即座に学習。カンビアーゾのクロスに値千金の決勝ゴールで応える勝負強さも見せ付けていた。

DF: ブレメル 6.0
  昨季は全くと断言できるほど歯が立たなかったオシムヘンを上手く封じたことが成長の証。前半でのミスは些細なものとして改善点にすることができるだろう。

DF: ダニーロ 6.5
  久しぶりの先発出場でコンディションは万全ではなかったが、最初から激しいタックルを敢行する戦う姿勢で試合に入っていた。ここから状態を上手く高められるかが鍵だ。

WB: カンビアーゾ 7.0
  クヴァラツヘリアにフラストレーションを蓄積させた守備やファーサイドで待っていたガッティに届けたクロスは秀逸だった。カットインを効果的なタイミングで仕掛ける状況判断力が備わるとさらに成長するはずだ。

MF: マッケニー 6.5
  サポートして欲しい場所とタイミングでの加勢が攻守両面において絶妙だった。右サイドでのカンビアーゾとのコンビが思わぬ副産物として機能し続けており、これがチームの強みになっている。

MF: ロカテッリ 6.0
  DF ライン前で適切なポジションを取り続け、ボール回収に精を出す。攻撃参加で目立つ場面はなかったが、中盤でのバランスを保つことでチームの屋台骨を支えていた。

MF: ラビオ 6.5
  システム的にマッチアップしたアンギサを監視しつつ、中盤でのフィジカル能力を担保。チームに秩序をもたらすことでロカテッリとともに安定感を付与していた。

WB: コスティッチ 5.5
  動き回るポリターノを制限することに苦戦。個の力による打開が要求される左サイドを担当していることもあり、攻撃面で周囲の味方と上手く連携してチャンスを作り出すことにも苦労する試合となった。

FW: ヴラホヴィッチ 5.5
  良い状況判断ができていただけに18分の決定機でゴールを決めれなかったことが悔やまれる。右太ももの問題で交代を余儀なくされたが、仮に年内終了となってしまうと泣きっ面に蜂と言わざるを得ない。

FW: キエーザ 6.0
  左サイドでスピードを活かした突破を用いて攻撃を完結。得点には関与しなかったが、攻撃面では強烈な存在感を発揮した。後はサイドでの守備で卒なく貢献できるかだろう。

 

【交代選手など】

FW: ミリク 6.0
  70分に負傷したヴラホヴィッチに代わって急遽出場する。ナポリの守備陣を悩ませるほどの存在ではなかったが、堅実なプレーでチームのための献身性を惜しむことはなかった。

WB: アレックス・サンドロ ー
  82分にコスティッチとの交代で出場。

FW: ケーン ー
  キエーザとの交代で82分から出場する。

DF: ルガーニ ー
  92分にカンビアーゾとの交代で出場。

WB: イリング ー
  92分にマッケニーとの交代で出場。

 

アッレグリ監督 6.5
  積極的な姿勢で試合に入り、ハーフタイムでの修正で先手を取って最後は自慢の守備力を活かして勝ち切った。狙いどおりの試合展開で勝利したことは今後に向けての自信になるだろう。細かいミスや修正点は1つずつ克服すれば良い。

オルサート主審 6.5
  審判団としてビッグマッチを的確かつ迅速に裁いていた。フィジカルコンタクトの基準に疑義が出るかもしれないが、大一番では十分に許容できる水準だったと言えるだろう。