レガ・セリエAは公式サイト上で 2023/24 セリエA第29節での出来事に関する懲戒処分を発表いたしました。ユベントス対ジェノア戦で退場となったヴラホヴィッチ選手は「1試合の出場停止」に留まっています。
2023/24 セリエA第29節ユベントス対ジェノア戦の後半アディショナルタイムにヴラホヴィッチ選手は判定などに対する不満が爆発。主審への振る舞いなどで退場が宣告されていました。
2枚目が『一発レッド』だと複数試合の出場停止もあり得たのですが、リーグ側の懲戒理由は「審判員に対する執拗な抗議に対するダブルイエローでの退場処分」。
ヴラホヴィッチ選手(通常どおり)1試合の出場停止処分で免れることとなりました。退場に至った経緯を擁護することはできませんが、出場停止処分が複数試合に及ばなかったことだけが朗報と言えるでしょう。
ヴラホヴィッチ選手の出場停止処分が対象となるのは3月30日(土)に開催される 2023/24 セリエA第30節ラツィオ戦。ミリク選手が負傷離脱中のため、CF の役割はケーン選手に託されることになるでしょう。
4月2日(火)にはコッパ・イタリア準決勝でのラツィオ戦が控えており、ヴラホヴィッチ選手はこの試合で復帰することになると思われます。
ヴラホヴィッチ選手が今シーズンの残り 11〜12 試合で毎試合1得点以上を決めたとしても、チームが勝利を失し続けてしまうと『エース』としての評価が高まり切ることはありません。
「空砲を打つ確率が高いストライカー」より「自身の無得点でもチームの勝利のために身を粉にして貢献する FW」の方が現状では必要だからです。
“良質なパスやクロスの供給源である中盤 MF やサイドの選手に費やす分の年俸を得ている FW” が「得点を狙えるクオリティーのあるボールが来ない」との不満を口にするとチームの瓦解が進行するだけです。
残りシーズンは「 “背負わなければならない分の責任を果たすことができる FW” が誰なのか」に注目です。