ユベントスは公式サイト上で 2023/24 セリエA第27節ナポリ戦に向けた招集メンバー22選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 1st | 1: シュチェスニー、23: ピンソーリョ |
B | 38: ダッファラ | |
DF | 1st | 3: ブレメル、4: ガッティ、6: ダニーロ、12: A・サンドロ、24: ルガーニ、33: T・ジャロ |
WB | 1st | 11: コスティッチ、17: イリング、22: T・ウェア、27: カンビアーゾ |
MF | 1st | 5: ロカテッリ、20: ミレッティ、26: アルカラス、41: ニコルッシ |
B | 47: ノンジェ | |
FW | 1st | 7: キエーザ、9: ヴラホヴィッチ、14: ミリク、15: ユルディズ |
前節フロジノーネ戦で負傷交代となったマッケニー選手とラビオ選手の2人が招集外。
左足首の負傷から復帰したダニーロ選手がメンバーに復帰し、公開練習時に右足首を痛めて練習を切り上げたキエーザ選手は問題なく招集されています。
【先発予想: 3-5-2】
GK: シュチェスニー
DF: ガッティ、ブレメル、ルガーニ
WB: カンビアーゾ(T・ウェア)、コスティッチ
MF: アルカラス、ロカテッリ、ミレッティ
FW: ヴラホヴィッチ、キエーザ(ユルディズ)
アッレグリ監督は 3-5-2 を継続するでしょう。前節フロジノーネ戦で負傷交代となったマッケニー選手とラビオ選手の代わりにアルカラス選手とミレッティ選手が入る以外での変更は極力ないものと思われます。
対するナポリのカルツォーナ監督は 4-3-3 が有力。“昨季までのナポリ” への回帰が進むと予想されるため、勝敗の分かれ目は以下の点になると考えられます。
- ナポリのハイプレスを回避できるか
- ヴラホヴィッチの自陣内でのポストプレー精度は未知数
- ボールを “捨てさせられる” ようだと波状攻撃の餌食に
- カルツォーナ監督の守備方針は『サッリ』なのか『スパレッティ』なのか
- サッリ型: ゴール前でもゾーンディフェンスに固執
- サイドからのクロス攻撃が有効
→ アッレグリ監督から見た相性は極めて良い
- サイドからのクロス攻撃が有効
- スパレッティ型: ハイラインでのマンツーマンが基本
- サッリ型: ゴール前でもゾーンディフェンスに固執
まずは「ユベントスが縦方向のパスを出したいタイミングまでボールを持てるか」です。ボールを持てなければ相手陣内で効果的な攻撃を仕掛ける難易度は格段に上がってしまいます。
それにユベントスの中盤 MF 陣は「主力選手2人の欠場による連携不足」が不安要素です。自陣内でナポリの『ハイプレス』を浴びることは避けられないでしょうし、「プレス回避策が機能するか」は重要になるでしょう。
また、中盤 MF 人の連携不足を織り込む必要のあるユベントスは「相手陣内での攻撃時に MF と FW 陣の連動性に再現度を持たせることは簡単ではない」という課題も抱えています。
ナポリは「(中盤 MF 陣の関与を省略できる)クロスを含めたサイド攻撃が増える」との想定で守備の対応をすると考えられるため、ユベントスは「中央からの攻撃をナポリ守備陣にどれだけ意識させられるか」が相手陣内に攻め込んだ際のテーマになるでしょう。
勝った方のチームは連勝となるため、セリエAの残り11試合に向けて弾みを付けることになります。ユベントスにとっての鬼門であるナポリの地から勝点を持ち帰るためにアッレグリ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。