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ジュントリ FD:「ヴラホヴィッチは移籍市場に出ていないし、ラビオや代理人との良好な関係が契約延長に向けた好材料」

 2023/24 コッパ・イタリアのラウンド16・サレルニターナ戦の試合前にユベントスのジュントリ FD がイタリア国内での大会放映権を持つ『メディアセット』のフラッシュインタビューに応じていましたので概要を紹介いたします。

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クリスティアーノ・ジュントリ FD:
「コッパ・イタリアは非常に重要です。私達が参戦しているコンペティションですし、気にかけています。上手く行くことを期待しましょう。

 示された結果を見ると簡単だとは思いません。非常に重要なチームが出場しているのです。どの試合もプレーしなければなりませんし、勝たなければなりません。私達は今夜の試合でそれに挑戦しますし、上手く行き続けることを期待しています。

 アーセナルからヴラホヴィッチへの移籍金6000万ユーロでの関心?私達はそのことに関して何も知りません。そもそもヴラホヴィッチは市場に出ていませんし、私達はそのことに関心はありません。

 (ヴェローナに所属する)テラッチアーノ?現時点では経済的な観点からも技術的な観点からも適切な機会はありません。だから、このような状況になっているのです。

 (ラツィオとの契約が今季で満了する)F・アンデルソン?同じことが言えます。

 私達はどの選手やどの選手の代理人とも強い関係性を見出しています。ラビオに関してもそうです。それだけの自信を持っていますし、どうなるかを見守りましょう。これから話し合う予定です。共に過ごすことができて私達は幸せです。

 人数的なことは言えません。出場停止の MF は既に数ヶ月も不在なのです。そして、私達はスペースは限られているものの非常に良い選手たちを数多く擁しています。

 ニコルッシ、イリング、ミレッティのように彼らはすでに自分たちの強みを発揮しています。人数的には正当なチームを有していますし、監督は非常に幸せです。選手やスタッフ陣とともに並外れたことをしている最中なのですから。

 K・フィリップスやホイビュルクを獲得する機会が訪れたら?技術的または経済的な観点から現時点において適切な機会ではありません」

 




 

 ジュントリ FD のコメントからは「2024年1月の移籍市場で(結果的に高額な)移籍金を要する選手の獲得・退団は現状だと起こり得ない」と読み取れます。

 ヴラホヴィッチ選手に関しては「ユベントスが獲得に費やした移籍金を上回る正式オファーがあれば別」ですが、基本的には門前払いでしょう。F・アンデルソン選手は「ラツィオの提示条件を改善させる目的での選手側からの売り込み」と思われます。

 ラビオ選手は「最重要選手であると伝えた上で現行年俸+副主将を提示」し、選手側からの返答を待つしかありません。ユベントスが提示できる限度額では引き止められない可能性があり得る選手だからです。

 移籍市場が開く前に一部の記者やメディアが盛り上げていたK・フィリップス選手とホイビュルク選手に関しては「本職のポジション」と「年齢」が懸念点です。

表: MF 陣の顔ぶれ(2024年1月1日時点)
  LMF DMF RMF
主力 ラビオ
【24年夏, €7m】
ロカテッリ マッケニー
(右 WB も兼務)
準主力 (ミレッティ) ニコルッシ ミレッティ
候補 イリング (イリング)
育成 ノンジェ (ノンジェ)
貸出中 ロヴェッラ
アルトゥール
ラノッキア
バッレネチェア
出場停止 ポグバ
【ドーピング陽性】
ファジョーリ
【賭博】

 不祥事で出場停止中の2選手は『インサイドハーフ』が本職。K・フィリップス選手とホイビュルク選手は『レジスタ』です。

 また、両選手は “2028年夏までの契約を持つ今年26歳になるロカテッリ選手” よりも年長です。仮に獲得した場合は「アルトゥール選手の買取額の大幅値引き」を強いられることに加えて「ニコルッシ選手やバッレネチェア選手を買い叩かれてしまう」ことになります。

 これらのマイナス面がK・フィリップス選手やホイビュルク選手との交渉が進展しない要因でしょう。

 

 冬の移籍市場では「選手編成の修復」がメインになるため、その必要性の少ないユベントスが「来季以降を見据えた布石をどう打つのか」に注目です。