アリアンツ・スタジアムで行われた 2023/24 コッパ・イタリアのラウンド16・サレルニターナ戦に 6-1 で勝利したユベントスのアッレグリ監督およびカンビアーゾ選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「特に試合の序盤は私達自身を傷つけてしまうリスクがありましたが、ターンオーバーをした状態でも上手く挽回したと思います。
この勝利はすぐに横に置きましょう。サレルニターナは怒りを覚えているでしょうし、私達はサレルノに勝点3を取りに行かなければならないからです。
ユルディズや途中出場をした選手たちの与えたインパクトは素晴らしいものでした。また、キエーザも良い試合をしています。これらの選手たちは私達に大きなアドバンテージを与えてくれる個性があるのです。
今夜は6ゴールだけでなく、私達はまだ仕事を継続しなければならないと提案したことも良かったです。前半ではチャンスをほとんど創出できなかったからです。この勝利を楽しみましょう。そして明日からは勝点を取りこぼせないカンピオナートのことを考えます。
ユルディズのゴールは偉大な選手が決める得点です。彼は知的で、地に足を着ける術を知っています。ミレッティからカンビアーゾまで素晴らしい試合をしました。イリングのパフォーマンスにも満足しています。彼は大きくプッシュしてくれました。
しかし、私達は取り組みを継続しなければなりません。特にボールを持っている時と持っていない時の間でのバランスを見出す必要があるからです」
アンドレア・カンビアーゾ選手:
「開始直後のミスは残念に思います。しかし、私達は素晴らしいリアクションをしましたし、幸せです。私達は2つのコンペティションを戦っていますし、何も諦めたくありません。だからベストを尽くします。
さて、今夜にはそのことを横に置かなければならないでしょう。ホームでのサレルニターナは別物だからです。
素晴らしい雰囲気に包まれることでしょう。私達はアグレッシブにならなければなりませんし、試合に勝つためにプレーしなければならないからです」
立ち上がりにミスからの失点を喫したことで少し落ち着かない時間帯が続きましたが、12分にミレッティ選手の同点ゴールで追いついてからは主導権を保持して上手く試合を進めることができたと言えるでしょう。
アッレグリ監督が言う前半の反省点は「セットプレーやショートカウターでの決定機が中心」で「自分たちが意図した形で作り出すことができた決定機は限定的」だったことが要因と思われます。
良い形でプレッシャーをかけれていたからショートカウンターを発動させるボール奪取が可能になる訳です。ポジティブな要素は収穫点として自信にすべきですし、選手間の連携が噛み合わずに「勿体ないパスミス」でチャンスを逸したことは改善点にすれば問題ないでしょう。
後半にはユルディズ選手がオウンゴールを誘発してリードを3点差に広げたことで(マッケニー選手の投入予定を変えて)ノンジェ選手をデビューさせるなど『想定外の収穫』も得られたからです。
7日(日)に迎えるカンピオナートでの対戦ではホームのサレルニターナは温存していたカンドレーヴァ選手を万全の状態で起用できる一方でユベントスは主戦のロカテッリ選手がリーグ戦の累積警告で出場停止です。
コッパ・イタリアで得た勢いを活用し、ロカテッリ選手の不在を感じさせない戦いをアウェイ戦で見せることができるのかに注目です。