ユベントスは公式サイト上で主にスポンサーを対象にしたクリスマス恒例の謝恩会を開催したと発表いたしました。スカナヴィーノ CEO なども挨拶を行なっており、発言の概要を紹介いたします。
マウリツィオ・スカナヴィーノ CEO:
「お祝いの夜に皆様を迎えることができて嬉しく思います。1年前、私達は良い時を過ごしていませんでした。しかし、私達はこれらの障害を共に乗り越えたのです。
ユベントスはこれまで以上に活気がありますし、このことはティフォージたちの日々の愛情と私達の選手たちがピッチ上で成し遂げた成績が物語っています。
私達にとって今年はゼロ年度です。高い野心を維持し、この偉大なクラブをトレンドのラインに乗せるためのスポーツおよびマーケティングプロジェクトの “ゼロ年度” なのです」
1年前の今頃は不正会計問題で経営陣が総辞職したため、クリスマス謝恩会を開催できる状況ではありませんでした。その当時と比較すると「状況は大きく改善した」と言えるでしょう。
しかし、最悪期は脱したものの経営状況は依然として厳しいままです。
現状では『選手の人件費』が費用対効果に見合っておらず、この部分を解消しつつ『競争力』と『持続可能性』の両立を目指した経営方針が続けられることになると思われます。
スカナヴィーノ CEO は「予算を遵守する限りはジュントリ FD の採る方針を容認」の姿勢でしょう。『選手補強』に関する注文を付けたり、苦言を呈したりしていないからです。
“現場への介入を自重する上層部” が経営再建戦略に精を出している間にチームがピッチ上での結果を残すことができるのかに注目です。