ユベントスは公式サイト上でスカウト部長を務めていたマッテオ・トニョッツィ氏が退団したと発表いたしました。スペイン1部・グラナダに SD として招聘されたことが電撃退任の理由です。
トスカーナ州ピサ出身のトニョッツィ氏はゼニトやレバークーゼンなどで職歴を重ねた後、2017年にユベントスに加入。ユベントスではイタリア国外スカウトからスカウト部門のマネージャーを経て、2022年からはトップのスカウト部長に就任しています。
直近で獲得した有力選手は前節ミラン戦でトップチーム・デビューを果たしたハイセン選手。
スペイン・マラガの下部組織に在籍していたハイセン選手をスカウトし、2021年夏の移籍市場でユベントスが “フリーで” 獲得することに大きな貢献をしました。この働きが評価されたことが退団の決め手になったと思われます。
ユベントスのスカウト部長を務めていたトニョッツィ氏は「退任発表」と同時にスペイン1部のグラナダから「スポーツ・ディレクター就任」が公表されました。
グラナダはマラガと同様にアンダルシア州のチームであり、“州内にいる逸材” を発掘できる人物に着目するのは当然でしょう。
また、トニョッツィ氏にとっても『チーム編成そのものを担うスポーツ・ディレクター』は自身の権限が大きくなる魅力的な役職です。
トニョッツィ氏自身の仕事ぶりが評価されての引き抜きですから、オファーに応じるのはプロフェッショナルとして理解できることだと言えるでしょう。
トニョッツィ氏が新天地のグラナダで能力を存分に発揮し、スポーツ・ディレクターとしての名声も勝ち取って欲しいと思います。