ミラン戦の試合前に行われたフラッシュ・インタビューにユベントスのジュントリ FD が応じた様子を『トゥット・スポルト』が記事にしていましたので発言の概要を紹介いたします。
クリスティアーノ・ジュントリ FD :
「私にとっては初めてのことですし、非常に特別な味がするでしょう。
私達は状況を上手く分析しなければなりません。目標であるチャンピオンズリーグのことだけを考え、重要な試合で成長することだけを考えなければならないのです。
ファジョーリを間違いをしましたし、その代償を支払うことになるでしょう。私達は技術および社会の両面において彼に寄り添います。私達は家族ですし、非常に親しく、彼の存在はその象徴でもあります。
移籍市場?現時点で私達は出場機会の少ないイリングやニコルッシなどユース出身選手の評価をしています。移籍市場で適切な機会が訪れたのであれば、その時に評価を下すでしょう」
2024年1月初旬まで移籍市場は閉まっているため、現時点で獲得が可能なのは “無所属の選手” のみです。そのため、「現所属選手にメッザーラ(=インサイドハーフ)として適性と実力が備わっているか」を評価するのは妥当なことでしょう。
候補と思われるのはイリング、ニコルッシ、ノンジェの3選手です。
- イリング(20)
- 左利きで WG や WB としての実績
- メッザーラとしての実力は未知数
- ニコルッシ(23)
- セリエAで15試合の出場歴があり、FK 能力も高い
- 守備時のフィジカルが課題
- ノンジェ(18)
- “ネクスト・ポグバ” と期待されている逸材
- 今季からBチームに昇格したため経験不足は否めない
いずれの選手もユベントスのクラブ内育成選手であり、特長と課題が異なっている状況にあります。したがって、「メッザーラとしてのプレー機会をどの選手から与えるか」は重要なポイントになるでしょう。
ユベントスで出場機会を提供できないなら、「2024年1月の移籍市場での期限付き移籍」や「完全移籍による売却益の確保」など『次の一手』を打つ準備をしなければなりません。
まずは現在在籍中のクラブ内育成選手に相応の出場機会がトップチームで与えられるのかに注目です。