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出場時間の乏しいイリングへの退団風が吹き始める

 イタリア版の Goal.com』がイリング選手の出場時間の少なさが退団を後押しすることもあり得るとの記事を掲載しています。現状のままだと2024年夏での退団は起こり得ると思われます。

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 10月4日が誕生日のイリング選手は2003年生まれの20歳。約1年前にBチームから昇格してインパクトを残し、今季はシーズン当初からトップチームに帯同しています。

 今季のユベントスは 3-5-2 を採用中でイリング選手は『左 WB』として出場機会を狙う立場だったのですが、現状はカンビアーゾ選手とコスティッチ選手に遅れを取っており、第7節を消化した時点で89分の出場に留まっています。

表: WB の出場時間(2023/24 第7節終了時点)
左 WB 右 WB
選手名 出場 選手名 出場
カンビアーゾ 326' 1 マッケニー 438'
コスティッチ 215' 2 T・ウェア 192'
イリング 89' 3 (デ・シリオ) -

 ポジション争いの結果という止むを得ない部分はあるものの、UEFA のコンペティションに参加しないことで出場時間が全体の 15% ほどに限られている状況は好ましいとは言えません。

 したがって、2023年の年末までに「出場時間率が 30% ほどにまで向上するか」が評価ポイントになるでしょう。

 

 イリング選手とユベントスの現行契約は2025年夏まで。ユベントスは「イリング選手との契約延長」を前提に考えてはいるものの、現在の起用状況では「契約延長は選手側に固辞」されることは避けられません。

 だから、「年末までにイリング選手にも出場機会をコンスタントに与えられるか」がポイントになるのです。

 (累積警告などでラビオ選手が欠場を強いられた際に)変則的な 4-4-2 を採用することができれば、イリング選手の出場時間は確保することができます。

 “左サイドで柔軟にプレーできるイリング選手” は「カンビアーゾ選手とのポジションチェンジ」を試合中に難なく遂行できるため、この部分をどう活かせるかが注目点になると思われます。

 

 アッレグリ監督は守備面での不安を抱えていない選手を先発起用する傾向が強いため、イリング選手が守備面においても成長した姿をアピールしてくれることに期待です。