NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

ポグバ、B検体の検査が10月初旬に延期された関係で10月の国際Aマッチデーまでの欠場が濃厚に

 『スカイ・イタリア』によりますと、採取された自身の検体からテストステロンの異常値が検出されたポグバ選手の要求する「B検体の検査」が(9月20日から)10月5日に延期されたとのことです。

 検査結果が出るまでに約1週間を要するため、チームに合流できるのは最速で「10月の国際Aマッチデー期間中」になるでしょう。

PR

 

ポグバ選手の現状(2023年9月18日現在)

 ポグバ選手の現状は「『2023年8月20日に採取されたポグバ選手のものとされる検体』が『テストステロン』の項目で『異常値』を示した」です。

 そのため、“暫定的な” 出場停止処分が科されている状況にあります。

 ポグバ選手には『再検査を求める権利』があり、選手側は再検査を要求。当初は9月20日に『B検体の検査』が行われる予定でしたが、ポグバ選手側が希望をする立会人の都合が付かなかったことで検査は10月5日に延期される見通しです。

 

『B検体の検査』には “陽性反応を示した選手側の関係者” が立ち会える

 ドーピング検査では「採取した検体を『A検体』と『B検体』に分割し、『A検体』のみを検査にかけて『B検体』は保管」されます。

 『A検体』を検査する際は “検査機関の関係者のみ” で行われますが、『B検体』を検査する場合は「陽性反応を示した選手側の関係者が検査に立ち会うことが可能」です。

 これは「検体が “正しい手続きで” 検査されているか」を確認することが目的です。

 過去には「ドーピングの検査員が検査試薬を誤って検体に入れたために陽性反応が出た」という “お粗末な案件” があったため、検査機関側に不手際がなかったことを証明する必要もあるからです。

 

再検査の日程が遅れることは好ましくない

 ポグバ選手のB検体検査が当初予定されていた9月20日に行われていた場合、時間的にセリエA第5節サッスオーロ戦後には「検査結果」が判明していたでしょう。

表1:ユベントスの対戦カード【2023年9月・10月】
日時 大会名 対戦相手
9月3日 Serie A 3 エンポリ 対 ユベントス
国際Aマッチデー (9月4日〜12日)
9月16日 Serie A 4 ユベントス 対 ラツィオ
9月23日 Serie A 5 サッスオーロ 対 ユベントス
9月26日 Serie A 6 ユベントス 対 レッチェ
10月1日 Serie A 7 アタランタ 対 ユベントス
10月7日 Serie A 8 ユベントス 対 トリノ
国際Aマッチデー (10月9日〜17日)
10月22日 Serie A 9 ミラン 対 ユベントス

 だから、アッレグリ監督が会見で「ポグバはラツィオ戦とサッスオーロ戦を欠場することまでは決まっている」と述べていたのです。

 ところが、B検体の検査日が10月5日までズレ込むと検査結果が判明するのは「10月の国際Aマッチデー期間中」にまで後ろ倒しされることになります。

 “ドーピング検査手順に詳しい専門家” を立会人に指名したい選手側の意向は理解できるものの、「不透明な状況が続く結果になったことは好ましくない」と言わざるを得ないでしょう。

 

 「B検体の検査結果」と「テストステロンの項目で異常値が出た理由の特定」の2点が今後の注目点になると思われます。