2023/24 セリエＣ第3節が行われ、アウェイでリミニと対戦したユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）は選手のゴールで先制するも試合終盤に 選手に逆転ゴールを許し、試合は 4-3 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 4: ハイセン 13: ポーリ (C)（→ 44' st. 23: マンチーニ） 5: ムハレモヴィッチ |
| MF | 14: ムラッツィ 15: コメネンシア 26: ダミアーニ（→ 44' st. 8: ノンジェ） 7: ハサ（→ 22' st. 29: サリフォ） 32: トゥリッキア |
| FW | 9: チェッリ（→ 22' st. 17: ジェッラ） 11: ムバングラ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。オーバーエイジ枠のポーリ選手が3バックの一角に入り、前線はチェッリ選手とムバングラ選手の2トップに託して試合に臨みます。
先手を取ったのはアウェイのユベントス。開始1分にハサの入れた左サイドからのクロスにコメネンシアがダイビングヘッドで合わせてユベントスが先制に成功する。
しかし、ホームのリミニは即座に反撃。こちらは左サイドに流れたボールを回収したカパッニが少し中央に切れ込んで強烈な右足でのシュートをファーサイドのネットに突き刺し、スコアを 1-1 の同点に戻す。
一進一退の状況から前に出たのはユベントス。29分にドリブルで右サイドからボールを持ち上がったダミアーニがクロスを入れると、GK コロンボがパンチングでクリアしたボールをチェッリがエリア外から左足でダイレクトシュート。これが決まって 1-2 とユベントスが勝ち越しに成功する。
前半を1点リードで折り返したユベントスだったが、後半で先にスコアを動かしたのはホームのリミニ。
54分に自陣内から抜け出したラメスタが右サイドをスピードで突破し、最後は追いすがるムハレモヴィッチのマークを切り返しで外して左足でのシュートをサイドネットに決めて 2-2 の同点に追い付く。
追い付かれたユベントスは68分にサリフォが左サイドに展開したパスを受けたトゥリッキアが左足でのミドルシュートを突き刺し、2-3 と3度目のリードを手にして試合終盤を迎える。
リミニは直後の70分に右 CK からニアでジリがフリックシュート。これはムラッツィがゴールライン上でクリアしたが、跳ね上がったボールを GK ダッファラが処理を誤って生じたルーズボールをモッラが押し込んで 3-3 の同点に追い付く。
押し込むリミニは87分にラメスタが入れた左 CK に今度はジリが中央で高い打点からのヘディングシュートで応えて逆転に成功。ユベントスに反撃する力は残されておらず、4-3 でホームのリミニが逆転勝ちを収めた。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「アウェイで3得点を決めれば、普通は勝点を持ち帰ることができるでしょう。しかし、今日の試合では不運にもそれができませんでした。
奇妙な試合だったと思います。偉大な経験を持つリミニのエピソードによって勝敗が決してしまいました。私達は若いチームですし、成長・改善をしなければなりません。また、何よりも経験を積まなければならないのです。
成熟したチームであれば、試合を終わらせることに成功していたでしょう。ピッチ上には私達しか存在していない時間帯があったのですが、決定的なインスピレーションを見つけるまでには至らなかったからです。
私達の成長は今夜のような敗戦次第です。こうした時こそ、腕まくりをしてハードワークを続けなければなりません。結果は必ず付いてくるからです」
第3節リミニ戦においての反省点は否が応でも「試合運び」となるでしょう。ユベントスがリミニ戦で手にしたリードは3度。1回目と3回目のリードは直後に失点をしてアドバンテージを消滅させてしまったことなど改善点が山積しているからです。
ポジティブな点は「主導権を取ってリードする展開を作れたこと」です。
“リードを手にした後” に「相手を焦らせた状態で2点リードにするための隙を伺う試合運び」ができるようになる『チームとしての成熟度』がブランビッラ監督からチームに対する注文と言えるでしょう。
Ｂチームの次戦は9月19日（火）に予定されている 2023/24 セリエＣ第4節 SPAL 戦です。
セリエＢ昇格を狙う好チームを相手にリミニ戦での収穫点を活かし、今シーズン初の勝点を獲得することができるのかに注目です。
