ユベントスは公式サイト上で FW ケナン・ユルディズ選手と現行契約を2年延長して2027年夏までの新契約を締結したと発表いたしました。トップチーム待遇への契約内容の変更が伴っていると思われます。
ドイツ・レーゲンスブルク出身のユルディズ選手は2005年5月生まれの18歳。バイエルンの下部組織出身の FW で2022年夏にフリーでユベントスの下部組織に加入しました。
ユベントスが公表している決算書(2022/23 シーズン前期)では『Next Gen』に分類されていることから「Bチーム待遇で2025年夏までの3年契約での加入」だったのでしょう。
ところが、2022/23 シーズンの前半戦ではプリマヴェーラでのプレーを強いられており、これが2023年1月の移籍市場で「ベンフィカからの関心」など移籍報道が出た理由と思われます。
2022/23 シーズンの後半戦はBチームを主戦場としたユルディズ選手ですが、2023年夏からは「トップチームの戦力として計算される存在」にまで取り巻く環境が一変しました。
2023/24 シーズンのユベントスは「公式戦は実質的にセリエAのみ」となったため、控え選手を中心に若返りが一気に進行したことが理由です。なお、ユルディズ選手は契約延長に対して以下のコメントをしています。
ケナン・ユルディズ選手:
「このクラブの一部になれたことを本当に幸せです。この瞬間を言葉にすることはできません。あまりに嬉しすぎるからです。
目標は日々成長することです。ユベントス内で成長の道を描き続けるために可能な限り学び続けることに取り組み、ピッチ上で仕事をしたいと思っています。
これだけ早期の契約延長は期待していませんでした。ハードワークを続けて来ましたし、これからもハードワークができることを望んでいます」
5人交代枠となったことで “攻撃的なポジションを本職とする選手” はユルディズ選手のように出場機会を得やすくなったと言えるでしょう。トップチームでの出場機会が増えると思われるユルディズ選手がチャンスを上手く活かしてくれることに期待です。