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ユベントスとウェストハム、ザカリアの移籍金と移籍形態をめぐる交渉が進行中

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』が MF デニス・ザカリア選手の移籍交渉の状況を記事にしていましたので紹介いたします。移籍金が2000万ユーロ強で妥協し、移籍形態で合意に達するかがポイントと言えるでしょう。

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 両クラブのザカリア選手に関する思惑は以下のとおりです。

  • ユベントス側の希望:
    • 移籍金2500万ユーロ
    • 今夏の移籍市場での売却確定を望む
  • ウェストハム側の希望:
    • 移籍金2000万ユーロ
    • チームに適応しなかった場合を懸念

 移籍金の希望額は開きがそれほど大きくないため、総額2000万ユーロ強で “両クラブが” 妥協する可能性は十分にあります。

 ザカリア選手の残存簿価(= 残りの契約期間内でユベントスが償却しなければならない移籍金の残額)は約700万ユーロ。条件闘争をすることで得られるメリットは少ないことが理由です。

 

 両クラブが交渉を続けている最大の理由は「保有権が移行するタイミング」でしょう。

 ユベントスは「今夏での完全移籍」を希望しているため、ウェストハム側の要求額に近い移籍金で妥協する場合は『完全移籍』か『容易に達成可能な買取義務が付随した期限付き移籍』を求めるはずです。

 一方のウェストハムは『買取オプションが付随した期限付き移籍』にすることでリスクを軽減したい思惑が透けて見えます。

 そのため、両クラブが納得する “落とし所” を見つけることができるかが交渉妥結のポイントになるでしょう。

 

 ザカリア選手がウェストハム移籍に消極的との見方は現時点ではされていません。クラブ間交渉が妥結すれば移籍は決定的になると考えられるため、交渉の行方に注目です。