ユベントスは公式サイト上で 2022/23 セリエＡ第24節トリノ戦に向けた招集メンバー23選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
| 選手名 | ||
|---|---|---|
| GK | 1st | 1: シュチェスニー、23: ピンソーリョ、36: ペリン |
| DF | 1st | 2: デ・シリオ、3:ブレメル、6: ダニーロ、12: アレックス・サンドロ、15: ガッティ、19: ボヌッチ、24: ルガーニ |
| MF | 1st | 10: ポグバ、11: クアドラード、17: コスティッチ、25: ラビオ、32: パレデス |
| B | 44: ファジョーリ、45: バッレネチェア | |
| FW | 1st | 7: キエーザ、9: ヴラホヴィッチ、18: ケーン、22: ディ・マリア |
| B | 30: スーレ、43: イリング | |
累積警告による出場停止処分を受けたロカテッリ選手が招集メンバー外。出場停止処分が明けたブレメル選手、負傷が癒えたポグバ選手とキエーザ選手がメンバーに復帰しました。
【先発予想： 3-5-1-1】
GK: シュチェスニー
DF: ダニーロ、ブレメル、Ａ・サンドロ
WB: クアドラード（デ・シリオ）、コスティッチ
MF: ファジョーリ、パレデス（バッレネチェア）、ラビオ
OMF: ディ・マリア
FW: ヴラホヴィッチ
アッレグリ監督は 3-5-1-1 を選択するでしょう。キエーザ選手の先発起用が難しいことで必然的に “トリデンテ” の3選手が先発する可能性はなくなりました。
今節はロカテッリ選手の欠場でバイタルエリアの危機管理をするレジスタ役が不在です。パレデス選手に任せるかのか、それともバッレネチェア選手など他の選手を抜擢するのかがポイントになると思われます。
対するトリノのユリッチ監督は 3-4-2-1 が有力です。
トリノはサナブリア選手が CF の位置から流動的に動き、2列目の選手と WB のどちらかをサイドライン近くに配置して相手 DF を釣り出すことで生じたハーフスペースに選手とボールを送り込む形をパターン化しています。
守備ブロックを形成して待ち構えるだけだと第20節モンツァ戦の失敗を繰り返す恐れがあります。したがって、ユベントスは「マークの受け渡し」だけでなく「チームとしてのボール奪還の形」も重要になるでしょう。
また、ダービー戦を制して3月の過密日程に向けて弾みを付けたいユベントスは「得点」が必須です。
トリノはマンツーマンを採用し、マークする相手選手を明確にした状態で肉弾戦に持ち込もうとすることが予想されます。
ユベントスも “相手 DF を釣り出すことで生じたスペースに選手とボールを送り込める状況” は意図的に作り出せるため、トリノが攻撃で仕掛けたい形をユベントスが作り出して活用できるかがポイントになると考えられます。
ダービー戦の結果は今後の公式戦への影響度が大きいため、勝利という結果を持ち帰りたいところです。ロカテッリ選手が不在となる中でのトリノ・ダービーにアッレグリ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。
