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プリマヴェーラ: リーグ戦3連勝で立て直し、2023年2月を首位と勝点差4の2位で終える

 ユベントスのプリマヴェーラは2023年2月に行われた公式戦6試合を3勝1分2敗で終えました。1月中旬から崩壊状態だった守備陣の立て直しに成功し、リーグ戦3連勝で上昇気流に乗れたことがポイントになるでしょう。

 2023年2月の戦績は以下のとおりです。

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表1:プリマヴェーラの戦績 【2023年2月】
日付 大会名 対戦相手 結果
2/3 Match 17 H フィオレンティーナ L 1 - 5
2/8 UEFA YL A ヘンク L 0 (4) - 0 (3)
2/12 Match 18 H サッスオーロ W 3 - 0
2/16 Match 19 A ウディネーゼ W 0 - 1
2/20 Match 20 H エンポリ W 3 - 0
2/24 Match 21 A アタランタ D 1 - 1

 3日に行われたカンピオナート第17節フィオレンティーナ戦は 1-5 の大敗。どん底の状態で UEFA ユースリーグ・プレーオフのヘンク戦を迎えました。

 ヘンク戦は50分にデッラヴァーレ選手が足裏を見せた危険なタックルで一発退場。63分にはノンジェ選手がペナルティーエリア内のシミュレーションで2枚目のイエローとなり退場。9人で残り30分を耐え凌ぎました。

 試合は PK 戦で敗れましたが、「9人が守備時の対応を誤らなければ守り切れる」との自信が得られたのでしょう。ヘンク戦の後に行われたカンピオナートは3勝1分。11得点1失点とチームには安定感が戻りました。

 

 ちなみに、第21節を終えた時点での順位表は次のとおりです。

順位表:2022/23 カンピオナート・プリマヴェーラ(第21節終了時)
  チーム名 勝点 得失
1 レッチェ 21 13 3 5 42 +17
2 ユベントス 21 11 5 5 38 +15
3 フィオレンティーナ 21 12 2 7 38 +12
4 ローマ 21 11 4 6 37 +18
5 トリノ 21 11 4 6 37 +4
6 ボローニャ 21 11 4 6 37 +2
7 フロジノーネ 21 10 6 5 36 +7

 首位に立つのは第21節を終えて18失点の堅守が光るレッチェ。リーグ最多49得点を記録しているユベントスはフィオレンティーナと同じ勝点38で2位タイに付けています。

 (ユベントスの34失点はワースト5位)

 今季のプリマヴェーラは攻撃力が特長であることはシーズン序盤の段階から見えていましたし、その特長をシーズンの最後まで活かし切れれば育成としての成果と言えるでしょう。

 

 アタランタ戦で見事な同点ゴールを決めたユルディズ選手には『トップチーム昇格』の待望論がありますが、焦りは禁物です。

 プロだと「ファールになるかギリギリの激しい守備」を採用するチームは珍しくありません。

 そうしたチームとの対戦では「怪我をしにくいような体勢でファールをもらうこと」が FW には要求されますし、この部分が未熟または苦手な状態でトップチームに抜擢することによるリスクは軽視できないからです。

 

 Bチームに所属していたイリング選手が「トップチームでの選手離脱」をトップチーム定着の契機にしたため、同じ経路を辿る有望株が現れたとしても不思議ではありません。新たな有望株が育ってくれることに期待です。