2024年夏の移籍市場でユベントス・Bチーム(= Next Gen)から放出された選手を紹介いたします。7月29日から8月17日までで新たに7選手がチームを離れました。
該当する選手の一覧は下表のとおりです。
Po | 選手名 | 年齢 | 現行契約 | 移籍先 |
---|---|---|---|---|
LSB | トゥリッキア | 21 | '25年夏 | B:カタンツァーロ |
CF | チェッリ | 21 | '26年夏 | B:カッラレーゼ |
LSB | フラボッタ | 25 | '26年夏 | ウェストブロム |
RSB | バルビエリ | 21 | '26年夏 | B:クレモネーゼ |
WG | アケ | 23 | '25年夏 | イヴェルドン |
CF | ペコリーノ | 23 | '26年夏 | B:フロジノーネ |
WG | セクロフ | 22 | '27年夏 | B:サンプドリア |
トゥリッキア選手とチェッリ選手が期限付き移籍でセリエBに初挑戦。セリエBで実戦経験を積むためのポジション争いに挑むことになります。
フロジノーネに期限付き移籍をするペコリーノ選手は2年連続でのセリエB挑戦です。昨シーズンはズュートティロルで26試合975分で4得点1アシストを記録しており、出場時間と得点数を伸ばすことがテーマになるでしょう。
完全移籍でチームを離れたのはフラボッタ、バルビエリ、アケの3選手。
フラボッタ選手は実力と年齢で止む無しですが、バルビエリ選手とアケ選手に関しては「選手層が極端に薄い今シーズンのトップチームでほとんど試さずに放出して良かったのか」の疑念が付きまとうことになるでしょう。
両選手ともに維持費が格安で、2024年1月の移籍市場ででも買い手は現れると計算できる立場の選手だったからです。
セクロフ選手は買取義務が付随した期限付き移籍でサンプドリアに加入しました。買取義務が発動する要件は不明ですが、セリエBの壁に跳ね返されたことを考えると放出は合理的と言えるでしょう。
ちなみに、2024年7月28日以前の移籍市場でBチームから離れた選手の一覧は次のとおりです。
Po | 選手名 | 年齢 | 現行契約 | 移籍先 |
---|---|---|---|---|
WG | デル・ソーレ | 26 | 契約満了 | C:ピネート |
FW | リパーリ | 22 | 契約満了 | C:ルメッツァーネ |
FW | F・コレイア | 23 | '25年夏 | ジル・ヴィセンテ |
MF | ボネッティ | 20 | '25年夏 | C:レナーテ |
MF | セルサンティ | 22 | '26年夏 | B:レッジャーナ |
WG | コンパニョン | 22 | '26年夏 | B:カタンツァーロ |
DF | ヴァルデジ | 20 | '25年夏 | C:レナーテ |
DF | デ・マリノ | 24 | '25年夏 | C:ヴェルチェッリ |
GK | ガロファニ | 21 | '26年夏 | C:モノポーリ |
スカナヴィーノ CEO が言及した「Next Gen にいる誰もがトップチームに行けるのではない」を有言実行しています。
新規加入組と同数の退団組がいるのは必然ですし、退団組の新天地がセリエB以上など「ステップアップの形になっていること」が理想と言えるでしょう。
現状のBチームにはF・ゴンサレス、ハサ、ノンジェなど “セリエB以上のクラブでプレー経験を積むべき立場の選手” が在籍したままです。彼らは残り2週間となった移籍市場で新天地に旅立つことになるでしょう。
彼らが良い移籍先を見つけることができるのかにも注目です。