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プリマヴェーラ: GK 退場で窮地に陥るもムバングラのゴールで土壇場に追い付き、ベンフィカと 1-1 で引き分ける

 2022/23 UEFA ユースリーグ第2節が行われ、ホームにベンフィカを迎えたユベントスは退場者を出した上に1点のビハインドを背負うもムバングラ選手の起死回生のゴールで追い付き、1-1 の引き分けに持ち込みました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2022/23 UEFA YL 第2節 ベンフィカ戦)
  選手名
GK 1: スカーリャ (C)
DF 13: S・トゥルコ(→ 26' st. 31: マンチーニ)
5: デッラヴァーレ
4: ハイセン
3: ローヒ
MF 17: ガランテ(→ 36' pt. 30: ダッファラ)
22: エンオンゲ(→ 26' st. 29: マレッサ)
16: リパーニ
10: ハサ
FW 9: N・トゥルコ
17: ユルディズ(→ 14' st. 11: ムバングラ)

 モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。前日にBチーム(≒ U-23)の試合があったため、今節ベンフィカ戦はプリマヴェーラを主戦場とする選手たちだけで試合に臨みます。

 

 試合は3分にカウンターからベンフィカのジョゼ・プレカタド選手が強烈な枠内シュート。だが、ユベントスの GK スカーリャ選手が横っ飛びセーブで応戦する。

 一方のユベントスは23分にユルディズ選手のスルーパスに反応して抜け出したハサ選手が左サイドからコントロールシュート。しかし、ベンフィカの GK アンドレ・ゴメス選手が身体に当ててゴールを守る。

 一進一退の展開が崩れたのは35分。ロングボールの応酬で抜け出そうとしたジョゼ・プレカタド選手をエリア外で GK スカーリャ選手が接触したことで一発退場。ユベントスは1人少ない状況に陥ってしまう。

 それでも前半は何とか凌ぎ切り、0-0 で折り返す。

 だが、後半になるとフィジカルで優っている上に1人多いベンフィカの攻める時間が明らかに長くなる。

 ディエゴ・モレイラ選手のシュートミスに救われていたユベントスだったが、62分に縦パスを受けたセメド選手に強烈なミドルシュートをゴール右上に決められ、ベンフィカが均衡を破ることに成功する。

 ユベントスはカウンターを主体にニコロ・トゥルコ選手がゴールに迫るもののシュートは枠を捕らえず。86分にはN・トゥルコ選手からのパスを受けたマンチーニ選手がトラップからボレーで狙うも GK に阻まれてしまう。

 このまま試合終了かと思われた92分にユベントスはマレッサ選手がエリア内で倒されて PK を獲得。ゴール左を狙ったハイセン選手の PK は GK に止められたが、ムバングラ選手がこぼれ球を押し込んで土壇場で 1-1 の同点に追い付く。

 ベンフィカは95分に左サイドからのクロスにチアゴ・コザール選手が合わせたが左ポストを直撃。こぼれ球を押し込んでネットを揺らしたが混戦でのファールによってゴールは認められずに試合終了のホイッスル。

 試合は 1-1 の引き分けで終わり、両チームが勝点1を分け合った。

 

 なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。

パオロ・モンテーロ監督:
「良い勝点1でした。試合展開や私達の目の前にいた連覇を狙う王者を相手から得たポイントだからです。

 11対11では良いボール保持ができ、深さを探りつつ、相手がプレッシャーに来ることを知った上で良いプレーができました。退場によって影響が出たことは事実です。ただ、良い方に出ました。

 私達は戦い続け、最後の1プレーまで長い試合になることを知っていました。サッカーとはそういうものだからです。

 このような試合は選手たちの成長にとって重要です。選手たちのリアクションに満足しています。疲労によって試合運びに影響が出ることを経験を通して学び取ってくれているからです」

 




 

 退場になった “飛び出し” の判断は不味かったのですが、10人になってからも堂々と渡り合えたことは収穫と言えるでしょう。

 ただ、この試合の前日にはBチームでも「退場は回避できた可能性のあるプレー」で1人少ない状況での戦いを強いられています。この点に関しては育成部門での判断基準を見直すだけの余地はあるはずです。

 ユース部門では「育成」を「結果」よりも重視することは可能ですが、育成を効率的に行う上でも不必要な退場処分はできるだけ減らした方が良いからです。

 

 プリマヴェーラは今週末にリーグ戦が予定されていないため、次戦は9月下旬の国際Aマッチデーが明けた10月1日(土)に予定されているカンピオナート第6節トリノ戦です。

 中断明けに良い再スタートを切ることができるのかに注目です。