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プリマヴェーラ: 立ち上がりに先制を許すも、後半の3得点でマッカビ・ハイファを下す

 2022/23 UEFA ユースリーグ第4節が行われ、アウェイでマッカビ・ハイファと対戦したユベントスは前半5分に先制されるもハーフタイム明けに同点に追い付き、後半アディショナルタイムの2ゴールで 1-3 の勝利を手にしました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2022/23 UEFA YL 第4節 マッカビ・ハイファ戦)
  選手名
GK 1: スカーリャ
DF 13: S・トゥルコ(→ 1' st. 2: ヴァルデジ)
5: デッラヴァーレ (C)
4: ハイセン
3: ローヒ
MF 22: エンオンゲ(→ 40' st. 23: レドン)
16: リパーニ(→ 40' st. 6: ドラティオット)
7: ストリドンク(→ 34' pt. 21: アンジェレ)
10: ハサ
11: ムバングラ
FW 9: N・トゥルコ(→ 31' st. 31: マンチーニ)

 モンテーロ監督は 4-2-3-1 を選択。前回対戦時は出場停止だった GK スカーリャ選手が先発に復帰し、前線ではユルディズ選手に代わってムバングラ選手が先発する布陣で試合に臨みます。

 

 先手を取ったのは縦への速攻でゴールに迫っていたマッカビ・ハイファ。5分に左サイドを突破したシブリ選手から折り返しをディステルフェルド選手が左足で合わせて先制に成功する。

 対するユベントスは7分にローヒ選手のクロスをN・トゥルコ選手が相手に引っ張られながら枠内シュートを放ったが、これは GK グレイス選手が好セーブ。

 突き放したいマッカビ・ハイファは12分にベン・シモル選手、15分にはカーヴィッチ選手に決定機が訪れたがどちらも追加点とはならず。

 一方のユベントスは28分にハサ選手が FK を直接狙ったが、距離があったため GK グレイス選手を脅かすまでには至らず。前半はホームのマッカビ・ハイファが1点のリードで折り返す。

 ハーフタイムで修正に成功したのはユベントス。49分に相手 DF がヘディングでのクリアを試みたところを寄せてボール奪取に成功したアンジェレ選手がそのまま持ち上がってシュートを決め切り、後半の立ち上がりに 1-1 の同点に追いつく。

 ユベントスは55分にハサ選手の縦パスを受けたN・トゥルコ選手が縦に持ち出してシュートを放つも、これは GK グレイス選手が身体に当ててブロック。

 その後も押し込み続けてシュートを放ち続けたユベントスだったが逆転ゴールは奪えず。引き分けかと思われた後半アディショナルタイムに試合は動く。

 92分にドラティオット選手が入れた右 CK をファーサイドでマンチーニ選手が叩きつけたヘディングシュートで GK グレイス選手の牙城を崩し、土壇場で 1-2 と逆転に成功する。

 引き分けに持ち込みたいマッカビ・ハイファだったが、94分にボールロストからムバングラ選手にエリア内に侵入されるとエイサット選手が倒してしまい PK を献上。ユベントスはこの PK をハイセン選手がゴール右上に決めて勝負あり。

 後半アディショナルタイムの2得点でマッカビ・ハイファを振り切ったユベントスが 1-3 で勝利した。

 

 なお、試合後にモンテーロ監督は次のようにコメントしています。

パオロ・モンテーロ監督:
「前半は難しい試合でした。私達よりも相手の方がアグレッシブで勝利に値したからです。

 その後は私達が別の試合をプレーし始めました。集中力が切れることなく、スペースを占有し、試合を支配し続けました。

 勝利は妥当なものです。ただし、私達は注意深くならなければなりません。常に挽回できるとは限らないからです。とは言え、勝点3を持ち帰ることができました。私達は満足しています」

 




 

 縦方向への速攻の勢いを上手く削ぐことができず、相手の勢いに押し込まれて先行を許して劣勢となったものの後半に立て直しに成功して逆転勝利を手にした試合でした。

 複数得点を継続している攻撃面は自信を持って良いことですし、毎試合で複数得点を奪える保証がないことも事実です。したがって、先行逃げ切りやクリーンシートなど「守り勝てる試合」を作ることも今後の目標となるでしょう。

 

 プリマヴェーラの次戦は10月16日(日)に予定されているカンピオナート第8節ボローニャ戦です。

 攻撃陣が好調を維持するとともにチームとしての守備力を向上させたプレーの一端を実戦で披露することができるのかに注目です。