ユベントスは公式サイト上で株主総会で承認されていた4億ユーロの増資が完了したと発表いたしました。ミラノの株式市場で増資の残り分に買い手が付いたことが理由です。
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ユベントスによる「4億ユーロの増資」は10月末の株主総会で承認。91.75% は公募で売却が決定済でした。
残りの 8.25% はイタリア証券取引所での “権利オークション” にかけられ、買い手が現れたため売却が完了となりました。これにより、現地12月20日(月)で増資は完了したことになります。
増資が完了したことはユベントスのクラブ経営に「プラス」となることは言うまでもありません。
現状は「アリバベーネ CEO の下で経営再建」を進める必要があるため、そのために必要となる資金を確保できたことは「第1関門を突破したこと」を意味します。
第2関門は「チームの選手層を改善してガバナンスを取り戻すこと」であり、どの順序で手を加えるのかがポイントになります。前のフロント陣が残した負債を払拭することは骨の折れる仕事になるでしょう。
『クラブの飛躍的な成長』を夢見るにしても、成長戦略は「現実的なアプローチ」を積み重ねたものであるべきです。上手く軌道修正が行われることになるのかに注目です。