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【採点】 2021/22 セリエA第11節 ベローナ対ユベントス

 2021/22 セリエA第11節ベローナ戦はシメオネ選手のドッピエッタの活躍でベローナが 2-1 で勝利しました。

画像:頭を抱えるディバラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2021/22 セリエA第11節 ベローナ対ユベントス
表1:先発メンバー(2021/22 セリエA第11節 ベローナ戦)
  Hellas Verona FC
[3-4-2-1]
Juventus FC
[4-4-2]
GK 96: モンティポ 1: シュチェスニー
DF 27: ダビドビッチ
21: ギュンター
16: カザーレ
6: ダニーロ
19: ボヌッチ
3: キエッリーニ (C)
12: A・サンドロ
MF 5: ファラオーニ
61: タメゼ
4: M・ベローゾ (C)
8: ラゾビッチ
7: バラーク
10: カプラーリ
11: クアドラード
30: ベンタンクール
5: アルトゥール
25: ラビオ
FW 99: シメオネ 10: ディバラ
9: モラタ

 ベローナのトゥドール監督は 3-4-2-1 を選択。シメオネ選手を CF に配置し、2列目からバラーク選手とカプラーリ選手がサポートする予想された陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 4-4-2 を選択。キエッリーニ選手が最終ラインに復帰し、クアドラード選手とA・サンドロ選手の立ち位置で 3-5-1-1 に可変する布陣で試合に臨みます。

 

 最初にチャンスを作ったのはベローナ。7分にカプラーリが放ったシュートのこぼれ球をラゾビッチが習うも、これはシュチェスニーがストップ。対するユベントスは直後の8分にディバラの折り返しをモラタが狙うもこちらは GK モンティポが阻む。

 試合が動いたのは11分。押し込まれたユベントスはこぼれ球を回収したアルトゥールのバックパスがファラオーニに当たってバラークの足元に転がり決定機的なシュートを放つ。これはシュチェスニーが防いだが、こぼれ球をシメオネが押し込んでベローナが先制する。

 シメオネは14分にもラゾビッチからのパスを受けて左45度からファーサイドに巻いたシュートを突き刺し、ベローナのリードは2点に拡大する。

 ユベントスは35分にディバラがモラタとのワンツーでシュートも枠の上。ディバラは44分にベンタンクールのプレスからディバラに決定機が訪れるもクロスバーを叩き、前半は 2-0 とベローナがリードを持って折り返す。

 後半で先にチャンスを作ったのはユベントス。48分にアルトゥールの縦パスを引き出したモラタが落とし、ディバラが狙うもシュートを巻き切れずにボールは枠の左を通過。

 58分にはクアドラードの FK に交代直後のマッケニーが飛び込むも GK モンティポが立ちはだかる。

 対するベローナは64分にカプラーニが個人技でシュートにまで持ち込むがこれは DF がブロック。78分には右サイドを突破してクロスもこれはシュチェスニーがキャッチ。

 ユベントスは80分にダニーロが入れた縦パスを受けたマッケニーがミドルシュートを突き刺して1点差に詰め寄る。

 90分にはディバラのミドルシュートが枠を捕らえたが、GK モンティポが横っ飛びセーブで CK に逃れて同点とはならず。結局、試合はこのまま 2-1 で終了。ユベントスは連敗となった。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 フリーでのシュートに左45度から巻いたシュートをゴール右上に決められてはお手上げ。可能性のあるシュートはすべてストップしており、健闘が光っていた。

DF: ダニーロ 5.0
 カプラーリの絶妙なポジショニングに惑わされ、ベローナの攻撃を抑えることができなかった。釣り出されて空けたスペースをシメオネに突かれるなど残念な内容だった。

DF: ボヌッチ 4.5
 シメオネのマーク役を担っていたがボールウォッチャーに終始。厳しいプレッシングで相手が嫌がるプレーもなく傍観者だった。

DF: キエッリーニ 4.5
 軽率なトラップミスをし、チームの流れを断ち切る失態。前節よりもチームのパフォーマンスが低下した事実は深刻。

DF: アレックス・サンドロ 5.0
 左サイドからの攻撃参加を時折見せるものの俊敏性を欠いたプレーが続く。また、仕掛けがボールロストとなり、カウンターの起点になるプレーが続いていることは好ましくない。

MF: クアドラード 5.5
 ラゾビッチなどとバトルを展開したが圧倒するまでには至らず。周囲との連携面で結果を出したベローナの評価が上がることは致し方ないことだ。

MF: ベンタンクール 4.5
 パスが相手に引っかかりカウンターで枠内シュートにまで持ち込まれる不安な立ち上がり。高い位置でのボール奪取などでの貢献はあったが、かつての輝きは失われてしまっている。

MF: アルトゥール 4.5
 レジスタとして理想的なスタートを切ったが、それも開始10分間だけだった。ボールを回収した後のパスがバラクに渡ってリードを許した後は違いを作り出せずに埋没してしまった。

MF: ラビオ 5.0
 前節よりは状態が上向いているもののシーズン序盤戦のような身体の重さは否めない。ベローナ守備陣の肉弾戦に手を焼き、持ち味を発揮することはできなかった。

FW: ディバラ 6.0
 モラタとのコンビで決定機を演出したり、枠内シュートを放ったりと前線で存在感を発揮。だが、結果は出なかった。

FW: モラタ 5.0
 ディバラとの連携で得点を感じさせる場面を作り出したことは評価されるべきだが、ディバラよりゴールの結果が求められる立場であるから厳しい評価を受けることとなる。

 

【交代選手など】

MF: ロカテッリ 5.5
 57分にベンタンクールとの交代で出場。レジスタやインサイドハーフとしてチームの状態を上向かせるために奔走する。

MF: マッケニー 6.5
 ラビオに代わり57分から出場する。左サイドにダイナミックさをもたらし、試合終盤はボックス・トゥ・ボックス型のダブルボランチとして躍動。ベンチスタートだったことが悔やまれる内容だった。

MF: ベルナルデスキ 5.5
 69分にアルトゥールとの交代で出場。左サイドのアタッキングハーフを担当する。

MF: クルゼフスキ 5.0
 クアドラードとの交代で68分から出場。右サイドのアタッキングハーフを担当。渋滞がちなチームに飲まれる形で持ち味を発揮することはほとんどなかった。

DF: ペッレグリーニ ー
 82分からA・サンドロとの交代で出場する。

 

アッレグリ監督 5.0
 結果が物語っている。試合に向けて選んだメンバーが機能しておらず、スカウティングの問題もあるだろう。ただ、メンタル面を重視して経験のあるベテラン勢を中心にした人選で試合開始から後手に回った点に関しては選手側の問題が大きいことも事実だ。

マリネッリ主審 5.0
 手を使った意図的なファールで反則を取らなかったジャッジが散見されるようでは明らかな実力不足。両チームの選手が不満を訴えるのは当たり前であり、接触プレーによる負傷リスクが高まるのだからミスジャッジとは別の問題を抱える審判員と言わざるを得ない。